64 Script "Chapter 3"
Opening
Prologue
Chapter 1
Chapter 2
Chapter 3
Chapter 4
『不安』
蒼天騎士団の活躍により、西部地域を手中に収
める事となった革命軍は、今や中央軍に匹敵する
勢力となっていた。しかし、未だに沈黙を守る東
方教会や、ローディスの動向など、多くの不安要
素を残したままであった。
蒼天騎士団の活躍により
革命軍は西部地域をもその手中に
収めることとなった。
勢いに乗る革命軍ではあったが、
ローディス教国の侵攻を警戒した
指導者フレデリックの判断により…
タルペイア城を完全放棄。
全軍をイタカ山域まで撤退させていた。
…それから三週間
革命軍は下級民を中心とする
多くの民衆の支持を得るだけでなく
正規軍兵士達にも大きな影響を与えていた。
西部軍に属していた兵士の多くが
革命軍に参加したことはその顕著な例である。
中央軍に匹敵する勢力となった革命軍だが
沈黙を守る東方教会、ローディスの動向など
多くの不安要素を残していた。
『ローディス教国の決定』
秘密裏に会議を行うパラティヌス国王プロカス
と第一皇子アムリウス。その前に現れた冥煌騎士
団団長リチャードは、二人に対しローディス本国
の決定を伝えた。
王都ウィニア
国王プロカス
「…まだ分からぬのか?
そもそも本当にあるものなのか?
側近
「地下書庫の文献、その多くに
存在が記載されております…。
「そして、その全てが古代神聖文字
にて記された物。言い伝えに
間違いは無いと思われます。
皇子アムリウス
「バーサ神殿の場所が分からぬ以上、
どうにもならんと言うのだな?
側近
「…神殿に関する記録だけは、
全く見当たりません。
「やはり、それらの情報は
東方教会に保管されている
としか…
国王プロカス
「封印されし地下書庫、
…さらには文献の分散。
「人の手により施された
二重の封印という訳なのか?
「…東方教会はどうした!?
ケリコフが何をしている?
側近
「未だ何とも…。
皇子アムリウス
「…今、究極の力を手に入れなければ
我々に未来はありません!
「伝説の力を手にし、
開闢王の伝説を再現するのです!
我々の国を取り戻すのです!!
「今こそ王家の封印を、バーサ神殿に
施された封印を解く時ッ!!
…王よ、決断をッ!
警備兵
「困ります…
確認を取るまで…
謎の声
「…邪魔だッ!!
国王プロカス
「リッ、リチャード殿…!
冥煌騎士リチャード
「…何を脅えているのだ?
プロカス王よ。
「俺に聞かれたら困る話でも
していたのか?
国王プロカス
「い…、いえ。
そんな事は……
冥煌騎士リチャード
「…フン、まぁ良いわ。
それよりも貴様に伝える事がある。
冥煌騎士リチャード
「今をもって、パラティヌス王国は
自治権を喪失する事となる。
「これは、貴国がローディス教国の
完全指揮下に入る事を意味する。
…全ては教皇のご意志だ。
「今後は、私以下の三司官に従い
行動してもらう。無断で行動する
事など、もう許されんぞ。
「…良いな?
皇子アムリウス
「どッ…どういう事だ、
リチャード殿ッ!?
「ローディス教国の為に、
誠心誠意尽くして来た
ではないか?
「それなのに自治権迄をも
奪おうと言うのか?
約束が違うぞ!!
冥煌騎士リチャード
「貴様等は重大なミスを犯した。
それも分からんのか…?
「我がローディス教国は、
異教、異端者を絶対に許さん!
…それを生んだ国もだ!
「我等の方針に逆らう革命軍、
それに参加するゼノビア人や
ボルマウカ人の邪教徒共。
「さらには魔界の住人…
オウガ迄もが姿を見せたという
ではないかッ!
「本来なら国としての存続も
許されぬ所を、我々が救済して
やろうというのだ。
「…何の不満があるッ!
国王プロカス
「…ご、ごもっともです。
皇子アムリウス
「父上ッ!
冥煌騎士リチャード
「今後の事は追って指示する。
…分かったな?
「それ迄に、この城を明け渡す
準備でもしておくがいい。
皇子アムリウス
「クッ…!
冥煌騎士リチャード
「今回は目をつぶろう。
…子供の躾ぐらい出来るな?
国王プロカス
「…ハッ…ハイ!!
冥煌騎士リチャード
「順調に進んでいるのだろうな、
…ボルドウィン。
◆
(西部軍と和解した場合)
冥煌騎士ボルドウィン
「…途中、進行に後れが出ましたが
計画に支障はありません。
「既にプルフラスが次の行動に
移っています。準備が調い次第、
我々も移動を開始します。
冥煌騎士リチャード
「革命軍の前での失態…
どう責任をとるつもりだ?
「能力無き者は存在に値しない。
たとえ、我が弟であってもだッ!
…分かっているな?
冥煌騎士ボルドウィン
「………。
◆
(西部軍と和解しなかった場合)
冥煌騎士ボルドウィン
「既にプルフラスが次の行動に
移っています。
「計画は全て滞りなく進行中。
全ての準備が調い次第、
我々も移動を開始します。
冥煌騎士リチャード
「失敗は許さんぞ。
…分かっているだろうな?
「能力無き者は存在に値しない。
それは全て排除の対象だ。
「たとえそれが、
…我が弟であってもだ。
冥煌騎士ボルドウィン
「………。
『ひずみ』
<A>
『革命軍』で「俺には出来ない」を選択し、西部軍と和解した場合
<B>
『革命軍』で「…」を選択し、西部軍と和解した場合
<C>
西部軍と和解しなかった場合
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