64 Script "Chapter 3" 
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『ひずみ』

 残る敵を中央軍だけとする革命軍。
争いを望まぬ者と、勝利を欲する者が意見を対立
させる中、中央軍の動きが伝えられる。革命軍は
止む無く戦いの道を選ぶ事に。



尽言のゼベク
「…何を迷う必要があるッ!?
 もはや敵は中央のみ!
「東方教会の協力があれば、
 我らの勝利は確実であろう?

明星のフレデリック
「中央と拮抗する現在の状況ならば、
 和解も夢ではない。
「我々と中央の戦いは、国に大きな
 被害をもたらす。そして一番の痛手
 を被るのは中央だ。
「中央もそれは理解している筈。
 これ以上の争いは避けるべきだ!
 今ならば、それが可能なのだ!

尽言のゼベク
「中央と拮抗する状態? 東方教会が
 中央に協力したらどうする?
「しかも、我々は西部軍の残党を
 引き入れての話であろう?
 …そんなものあてになるか!
「あの様な者達など、
 いつ裏切ってもおかしくないぞ。

マグナス
「彼等も望んで戦っていた
 わけではありません。
「まして中央に逆らい、
 我々と共に戦う事を決意
 してくれたのですよ。
「…それを疑うのですか?

尽言のゼベク
「簡単には信用出来ないと言って
 いるのだ。
「まぁ、我々革命軍に対し
 レギオン戦術をご教授頂けた事
 には感謝しているが…
「その程度で信用出来る訳がない
 であろう? お前達は人が良過
 ぎてかなわんなぁ。
「中央が和解しようと言ったら、
 疑いもしないのではないか?

マグナス
「…あなた達の様に、
 好戦的ではないだけです。

革命軍戦士
「大変ですッ!
 中央軍が現れました。

尽言のゼベク
「フン、見たことか。
 …これで和解案は破棄だ。
「東方教会へ協力を要請する。
 構わないな、フレデリック?

明星のフレデリック
「…分かった。
 すぐに使者を出そう。

尽言のゼベク
「よし、誰でもいい。
 すぐに東方教会へ向かえ。
「東方教会の連中を、
 祭主のオディロン翁ごと、
 革命に参加させろッ!
「マグナス、
 お前は中央軍を迎撃しろッ!
 …任せたぞ。

マグナス
「フレデリックさん、
 …何故なのですか?
「どうして中央は、革命軍との
 戦いを選んだのですか?

明星のフレデリック
「中枢を担う者としてのメンツ…
 上級民としてのプライド…
「理由は色々考えられるが…
 西部城での戦いに関係し、
 ユミル王子をさらったのは誰だ?

マグナス
「…!!
 ローディスが既に?

明星のフレデリック
「…恐らくそうであろう。
 そう考えれば、リスクを無視した
 行動にも納得がいく。


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