64 Script "Opening"
Opening
Prologue
Chapter 1
Chapter 2
Chapter 3
Chapter 4
『思い出』
新たな旅立ちを目の前にしたマグナスは、一人
静かに六年前の事を思い出していた。
士官学校へと進む事に反対の色を見せる少年に対
し、自らの思いと決意を語った幼き日の事を…
明日には行ってしまうんだね…
…ああ。
家を出る必要があったの?
何も士官学校へ進まなくたって……
母さんはもういない。
父さんとは……
一緒に居たくない…。
………。
もう、行くよ。
……ユミル。
僕は必ず騎士になる。
そして、君を守りたい…。
君にふさわしい騎士になりたいんだ。
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