64 Script "Chapter 4"
Opening
Prologue
Chapter 1
Chapter 2
Chapter 3
Chapter 4
『闇の眷属』
(直行ルート第34話、迂回ルート第37話共通)
軍師ヒューゴー
「この地の解放に戦略的意味は
ほとんど無いが…
「一つ気になる事がある。
マグナス
「…気になる事?
軍師ヒューゴー
「ここも魔界の住人の手により
支配されている様だが…
「争い事も無く平和なものらしい。
さらに多くの難民が、この地の
支配者を慕い集まっておる。
マグナス
「魔界の住人を頼っている
というのか?
軍師ヒューゴー
「その様じゃ。現在の状況がまた、
おかしな事になっておる。
「魔界の住人達は、まるで難民達を
守るかの様に兵を展開。
…我々を排除する気の様じゃ。
「…詳細は、この様になっておる。
それでは説明を始めるぞ。
今回は、中央に位置する『ファザーノ』を
本拠地として行動することになる。
目標となるのは、本拠地から西に向かって
約1日の距離にある『荒城ロイデガスト』じゃ。
この城の制圧が今作戦の目的となる。
敵の部隊を構成するのは魔界の住人達じゃが、
高い能力を持つ、より高位の存在が
その中心となっているらしい。
奴らの中には、我々の思いもよらぬような
特殊能力を持つ者もいる。
だが、対処法は必ずある。諦めるでないぞ。
軍師ヒューゴー
「連中がどういうつもりかは
分からんが…
「我々の行動を監視し、
戦いに備えている事だけは
確かじゃな。
<ラグーザの町>
老人
「人は争い続ける。…争わねば
生きていけないのか?
「…それでは大地の覇権を求める、
オウガ達と何も変わらないのでは
ないか。…そう、何もな。
<シェレフテオ>
酒場の親父
「いやぁ、今日も冷えるねぇ。
どうだい、一杯!
「…ところで、アンタ達大勢で
何の用だい? 雪山に囲まれた
極寒の地…、魔境ティベルによ。
<カレスアンド>
若い女性
「貴方たちも、いい加減くだらない
戦争なんて止めなさいよ?
「ここは素晴らしい場所よ。
軍隊だって来やしないわ。
「魔界の住人だって、
あの方がいれば…。
<山間の村ロクリ>
年輩の男性
「皆、いい所に住もうとする。
だから争いが起こるんだ。
「国家戦争だって、領地争いだって、
畑の取り合いだってそうだろ。
…そう考えると此所はいい所だよ。
<教示の地レッチェ>
シスター
「魔界の者だからといって、安易に
悪と決めつけてはいませんか?
「あの方は素晴らしい方です。
私たちの心を解放して下さった…。
「心奥深く、暗き闇の中に
閉じ込められていた欲望を暴き、
そして自由にして下さった。
「あぁ、こんなに清々しい気分は
初めて…。我慢しない事がこんなにも
気持ちいいことだったなんて!!
<荒村トリカーゼ>
年輩の女性
「人間ってさ、醜い生き物だよね。
…滅ぶべきかもしれないね。
「だってそうでしょ。自分のコト
ばっかり考えて、他人を傷つける
こともいとわない。
「…神様や魔界の力を利用して、
大地の形まで変えてしまう。
やっぱり滅ぶべきかねぇ?
<荒城ロイデガスト・ボス戦>
◆
1回目共通
唯心伯フロム
「何故我の邪魔をする? 貴様等人間の
欲望を叶えてやろうというのに…
「我等の世界と同じく、
あらゆる事から解放してやろうと…
「何者にも縛られない、理想の世界を
生み出してやろうというのに…。
◆
マグナスのユニット
唯伯心フロム
「お前達の戦う理由は何だ?
…くだらぬ理由だと思わぬか?
「己の欲望のままに生きてみよ!
皆が、この欲望と力にだけ従い、
誰もそれに心痛めぬ世界…
「理想的な世界だとは思わないか?
我がそれを与えてやる。
…我に従えッ!
マグナス
「それが理想の世界…?
そんな空虚な世界が理想?
「そんな世界など望んではいない。
誰かに与えてもらおうとも
思ってはいないッ!
「自分の力で実現するからこそ、
理想であり、成し遂げる事にこそ
意味があるんだッ!
◆
デスティンがいる場合
唯伯心フロム
「勇ましき戦士よ…
その心の中にあるのは何だ?
「争いの終結を望みながらも、
その為に戦わねばならぬ矛盾…。
そして、闘いを求めている心。
「苦しいのであろう?
その苦しみを無くしてくれよう。
…さぁ我に従うのだ。
勇者デスティン
「その申し出、断らせてもらう!
「この心の葛藤こそが生きる証。
善も悪も心に宿す、人としての
宿命なのだッ!
「その宿命から逃げる事で
苦しみは無くなるであろうが、
それは“死”と同じ事だ!
「私と共に戦う者は皆、その様な
“死”を選んだりはしない。
…自分に負けたりはしないッ!
◆
シィンがいる場合
唯心伯フロム
「束縛を嫌い、空に生きる者よ。
…お前の欲望を叶えよう。
「お前の心もそれを…
真の解放を望んでいるだろう?
…さぁ、武器を捨てるのだ。
翼雲のシィン
「チッチッチッ…
分かってないなぁオッサン。
「心の…、真の解放だって?
何でも願いが叶う世界なんて、
余計なお世話だっつーの。
「周りにあるたくさんの制限や
枠組み、しがらみの中で、
どうやって楽しむか?
「どれだけ楽しめるか?
…これが面白いんだってば!
(戦闘後)
唯心伯フロム
「我らの世界は素晴らしいぞ。
…皆が自由だ。
「皆が自分の感情や欲求に従い、
自由に生きている。
ただ一つの法が“強さ”だ。
「人間共よ、分かっているのか?
くだらぬ事で争っている場合
ではないのだぞ?
「魔界の者はこの大地を、
恵み溢れる貴様等の世界を
狙っているのだ。
「…気を付けるがいい。
マグナス
「どうしてそんな忠告を?
唯心伯フロム
「私は人間が気に入ったのさ…。
「生死とは無関係な所で憎しみあい、
殺しあいながら、どうでも良い事に
喜びを感じ、笑っている…。
「そんな…
心に余裕を持つお前達が……
気に入った…だけ…さ……
◆
王都直行ルート
▲ BACK
・
▼ NEXT Story #38
◆
王都迂回ルート
▲ BACK
・
▼ NEXT Story #35
▲ Ogrebattle 64 ScriptのTOP
▲ Ogrebattle 64の表紙へ戻る
▲ TacticsOgreDatabaseの表紙へ戻る
Ogrebattle 64