64 Script "Chapter 4"
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Prologue
Chapter 1
Chapter 2
Chapter 3
Chapter 4
第35話 『王都へ』
『夢』
『王都へ』
王都ウィニアでの戦いを前に、ユミル王子との
戦いを避けられないものと感じたヒューゴーは、
マグナスに覚悟を問う。心配するヒューゴーに対
し、ユミルへの想いと自らの覚悟を明かすマグナ
ス。
軍師ヒューゴー
「………。
…マグナス。
マグナス
「どうしたヒューゴー?
軍師ヒューゴー
「…いや、何でも無い。
現在の状況を伝えよう。
それでは説明を始めるぞ。
今回は、北に位置する『ラティーナ』を
本拠地として行動することになる。
目標となるのは、本拠地から南に向かって
約1日の距離にある『羅城トイデベルト』と、
『羅城トイデリッヒ』じゃ。
この両砦を制圧し、
『王都ウィニア』攻略の足がかりとすることが、
今作戦の目的となる。
偵察部隊より、敵の大部隊が凄まじい勢いで
進軍中との報告が入っておる。
いつ接触してもおかしくない状況じゃ。
…敵も決着をつけるつもりなのじゃろう。
我々も早急に部隊を展開、迎撃態勢を調えねば、
勝敗は一瞬で決まってしまう。
迅速かつ的確な指揮が要求されるぞ。
軍師ヒュゴー
「ユミル王子に何が起きたのか
分からんが…
「このまま放ってはおけんぞ。
覚悟は出来ておるか、
…マグナス?
マグナス
「ユミルがこんな事をするなんて
信じられないよ。
「…俺はユミルを信じている。
軍師ヒューゴー
「マグナス!
…お前ッ!
マグナス
「心配しなくていいよ、ヒューゴー。
…俺はユミルを信じている。
「信じるからこそ、覚悟が出来た。
たとえユミルが前に立ち塞がろうと
…俺は戦いを止めない。
「何があろうとも、暗黒の力や
魔界の住人達を利用する者に、
屈する訳にはいかない。
「この国の自由の為に。
…ユミルが愛したこの世界の為に。
<交易の地ガエタ>
老人
「王家の人間は、確かに強力な力を
手に入れた。じゃがな…、
「どんなに凄い力を持っておっても、
国を、民を守ることが出来ねば、
王とは言えぬのではなかろうか?
<イェンバハの町>
若い女性
「ようこそ、革命軍の皆さん。
ラティウムへ!!
「貴方たちがここまで来た事、
中央が戦禍に巻き込まれる事、
全て運命かも知れません…。
「私には歴史を作る力はありません。
だから貴方たちが作る歴史に賭けて
みようと思います。…御武運を!
<宿場町バルジェ>
酒場の親父
「君たち、王城を守っている
騎士達を見たかい?
「“かぶりもの”でもない限り、
どこからどうみても、
あれは人間じゃないよなぁ。
「彼らは伝説のダニカの騎士って
話だが、ダニカの騎士というのは
人間ではなかったのかい!?
「…しかし、ダニカの騎士を
従えるなんて…、開闢王の伝説は、
すべて真実だったってことかよ。
<紀律の地ゴスピッチ>
年輩の男性
「ローディスから、この地を救う為、
開闢王様が再臨されたのだ。
「やはり我々は選ばれし者。
救われる運命なのだ!! キミ達、
伝説の復活を邪魔するなよ!!
<羅城トイデリッヒ・ボス戦>
ダニカの騎士
「ワタシハ…
だにか様ニ仕エル騎士…。
「革命軍ヨ、王都ニ近付クナ。
だにか様ノ願イヲ邪魔スルナ。
(戦闘後)
ダニカの騎士
「コノ体ヲ…失ウ時ガ…
…来ヨウ…ト……ハ……
(解放後)
少年
「この城を守っていたのは、
“だにかのキシ”なんでしょ?
「ねえねえ、あの人を倒したあとで、
仮面なのか、ホントの顔なのか…
確かめたりした???
<羅城トイデベルト・ボス戦>
ダニカの騎士
「ワタシハ…
だにか様ニ仕エル騎士…。
「だにか様ヲ苦シメルナ。
オ前達モだにか様ニ従ウノダ。
(戦闘後)
烈士長ベザルス
ダニカの騎士
「…思イ出シタゾ……
我等…ノ…体……ハ……
(解放後)
革命軍兵士
「蒼天騎士団ね。
この城砦は私たちに任せて。
「あなた達は、残るもう一つの砦
トイデリッヒを目指して。
マグナス
「大いなる計画とは何だッ!?
一体何をする気だッ!
パラティヌス騎士
「開闢王の復活…、古の伝説…
……禁呪だッ!
「禁呪を使い貴様等を…
ローディスの連中を打ち破る!
…もう逃げられんぞ。
「邪魔物を全て消し去り、
再びこの地に平和をもたらす。
「……再現だ…
真王が伝説を再現するのだッ!
◆
西部軍と和解をした
王子ユミル
「…クッ…クッ……
クッ…クックッ……。
「もうすぐだ…
もうすぐ世界はぁ……
「……クックックッ。
◆
西部軍と和解をしなかった
王子ユミル
「…もうすぐだ……
もうすぐ…なのに…
「もうすぐなのに、
…どうして…君は……。
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