64 Script "Chapter 4" 
OpeningPrologueChapter 1Chapter 2Chapter 3Chapter 4


第38話 終わらない戦い



『協力』
 心を乱したマーリを引き連れ、封印解除に向か
うゼーダの前に、冥煌騎士リチャード達が現れる。
ゼーダはダニカ神の復活の為に、冥煌騎士は究極
の力を手にする為に協力を誓う。

妖星のゼーダ
「…さっさと歩かぬかッ!

侍女マーリ
「……ユ…ミル…様…。
 あ…、あぁ……。

妖星のゼーダ
「これでは使いものにならん。
 仕方ない、精神を破壊してでも…

謎の声
「どうするつもりだ?
 ゼーダよ…
「神による封印、
 貴様等魔界の住人には
 解けぬであろう?

妖星のゼーダ
「リッ、リチャードか…。
 どうだ、取り引きせんか?
「貴様等の望みは神との接触…
 神の祝福を受ける事であろう?
「儂が出来る限りの力になる。
 どうだ、あの遺跡の封印解除を
 手伝わぬか?

冥煌騎士リチャード
「利害は一致しているが…
 又、裏切りはしないだろうな?

妖星のゼーダ
「あれは仕方なかったのだ。
 カオスゲートが崩壊した以上…
「奴等を利用するしか、
 ダニカ様復活の為には、ああする
 より他に手が……

冥煌騎士リチャード
「言い訳など聞きたくはない!
「我々が欲するものは…
 神の祝福…、究極の力だ。
 その為なら力を貸そう。

妖星のゼーダ
「わ…、分かった。

冥煌騎士ボルドウィン
「初めから言っていたであろう?
 我々に従えと……



軍師ヒューゴー
「西への進路上で、非常に多くの
 魔界の住人が目撃されている。
「魔界の住人の目的地は、
 どうやら西のケレオレス山…
 恐らく、その地にある遺跡じゃな。

マグナス
「西部山中の遺跡…
 そこにダニカ神が?
「まさかッ!
 バーサ神殿と同じ…

軍師ヒューゴー
「十分に考えられる事じゃな。
 …とにかく……
「行く手を阻む者を倒さねば、
 先へは進めんぞ。
「…これを見てくれ。


それでは説明を始めるぞ。

今回は、南東に位置する『ランデリッヒ砦』を
本拠地として行動することになる。

目標となるのは、本拠地から北西に向かって
約2日の距離にある『アンデロート関門』じゃ。

この関門の制圧が今作戦の目的となる。

見てわかるように、
この地域の陸地は2つの川によって
大きく分断されている。
どうやら敵の本隊は、
川の向こう側でこちらが攻め込んで来るのを
待ち構えているようじゃ。
何処にどれだけの部隊をまわすか?
…難しい問題じゃな。


軍師ヒューゴー
「今まで以上に厳しい戦いとなる。
 気を引き締めるんじゃぞ!



<教示の地ルバン>
シスター
「王家の人間が死んで、
 ローディスの人達が残りました。
「私たちに残された希望は、
 もう…貴方たちだけ。
 …頼みます、この国を!!

<紀律の地ブロード>
少年
「王家の人たちは、みんな
 いなくなっちゃったけど、
「パラティヌスは終わらない。
 ボクたちだってガマンしてる
 だけじゃないよね。
「ねえ! ローディスに
 ひとあわ吹かせてやろうよッ!!

<宿場町ランデック>
酒場の親父
「ローディスに十六の騎士団が
 あるのは知っているかい?
「ローディスは大きく八領に別れ、
 それぞれが一つ、または複数の
 騎士団を持っているのさ。
「三司官の一人、軍官のリチャード
 って男がいただろう?
 あの男も本国では領主らしいよ。

<アルベスタ>
老人
「わしが子供の頃から
 聞かされてきた伝説…。
「もちろん、おとぎ話じゃと
 思っていたがね。
 ところが聞いた話では、
「究極の力ってのは
 本当にあったんじゃと?
 長生きはしてみるもんじゃな。

<トラノス>
若い女性
「伝説、神話…そんなのは、
 もうどうだっていい!!
「これは私たち、人間の問題よ。
 誇りを持ってこのパラティヌスを
 …私の国を守りたい…。
「…ただそれだけよ!!

<ザーボウの村>
年輩の男性
「ローディスのヤツら、逃げ出したん
 じゃなかったのか?
「西部城を根城にして、
 なにか企んでいやがるって話だ。
 まだ何か起こるっていうのか!?

<バータセーク>
少女
「ローディス教国が…
 こんなに簡単に退くなんて…
「ありえないことだわ。けれど…
 すぐに本国へ戻って大部隊を
 連れて来ないってことは、
「彼らには、何か戻れない
 理由でもあるのかしら…?

<ケーセグの町>
年輩の男性
「ローディス教国の奴ら…、
 大人しく引き返せばいいものを。
「まだ、この国を苦しめようってのか!
 この国に何があるっていうんだ?
 奴らが固執する理由とは…一体!?

<交易の地アパティン>
年輩の女性
「さぁ、本当の革命の始まりだね。
 ここからが腕の見せ所だよ。
「権力が滅び、今はまだ白紙の状態。
 あなた達が、この地にどんな世界を
 描いていくのか…。
「数々の現実を目にし、
 多くの苦難を乗り越えてきた
 あなた達ならばきっと…
「素晴らしい国を造れるはずだわ。


<アンデロート関門・ボス戦>
ユニットリーダー(男性)
「冥煌騎士ッ!!
 お前達、まだこの国に…
「何故魔界の住人に味方する?
 この世界をどうするつもりだ?
ユニットリーダー(女性)
「冥煌騎士ッ!!
 あなた達、まだこの国に…
「何故魔界の住人に味方するの?
 この世界をどうするつもり?

冥煌騎士タムズ
「…貴様等に関わったおかげで
 我等の騎士団は壊滅だ。
「教皇から賜りし光焔十字軍も、
 全く役に立たぬ状態。
「この様な状況となっては、
 我々はもう本国には戻れぬ。

冥煌騎士ボルドウィン
「俺達は、究極の力を手にして
 返り咲くッ!
「教国騎士団の頂点に…
 いや、世界に君臨してやる。
「俺達を馬鹿にした奴等を…
 クーデターに紛れ、我が父を
 亡き者とした奴等を…
「全ての者を跪かせてやるッ!

ユニットリーダー(男性)
「その先に何がある?
 憎しみを積み重ねどうする?
「お前達は間違っている!
 究極の力は、人が手にすべきもの
 などではない。
「お前達の企み…
 阻止させてもらうぞッ!!
ユニットリーダー(女性)
「その先に何が残るの?
 憎しみを積み重ねても何も…
「あなた達は間違っている!
 究極の力は、人が手にすべきもの
 などではないわ。
「お前達の企み…
 阻止させてもらうわッ!!

冥煌騎士タムズ
「下がれ、ボルドウィン!
「ここは私に任せ、
 お前は遺跡へ向かえッ!

冥煌騎士ボルドウィン
「しかしッ!

冥煌騎士タムズ
「行けと言うのが分からんかッ!
 何の為にここ迄来たッ!
「お前達兄弟の手で、
 ダニカ神の復活を成すのだ。
 そして究極の力を…
「神の力の秘密を手にするのだ!
 …手にしてみせろッ!

冥煌騎士タムズ
「待たせてしまったな。
「さぁ来るがいい!
 …ここは通さんぞッ!

(戦闘後)
冥煌騎士タムズ
「さらばだ…リチャード…
 …ボル…ウィ……



軍師ヒューゴー
「…冥煌騎士は西部城を拠点に
 行動しているらしい。
「また、究極の力を得る為に、
 魔界の住人と手を組んだ様じゃ。
「奴等には既に大義など無い。
 全ては私欲の為の行動であろう。

マグナス
「しかし、何故魔界の住人が
 ローディスに従う?

軍師ヒューゴー
「そればかりは私にも分からん。
「魔界の住人とは言え、
 話の通じぬ相手ではない事は
 分かっておるがな。

マグナス
「利害が一致したという事か。
 究極の力を手にする為にそこ迄…

軍師ヒューゴー
「直接遺跡に向かいたいところでは
 あるが…
「それでは西部城に控える敵に、
 背中を見せる事になってしまう。
 …城の攻略が先決じゃな。
「…聞いた話によると、あの城には
 遺跡の調査書があるそうじゃ。
 これも奴等の狙いの一つかのぉ?



王都直行ルート
▲ BACK to #37a

王都迂回ルート
▲ BACK to #37b ・ ▼ NEXT Story #39
▲ Ogrebattle 64 ScriptのTOP▲ Ogrebattle 64の表紙へ戻る▲ TacticsOgreDatabaseの表紙へ戻る
Ogrebattle 64