64 Script "Chapter 4" 
OpeningPrologueChapter 1Chapter 2Chapter 3Chapter 4


第31話 『失意』 (王都迂回ルート)



軍師ヒューゴー
「これが現時点での状況じゃ。
 頭に叩き込んでおけよ。

それでは説明を始めるぞ。

今回は、東に位置する『ビルヘルミナ』を
本拠地として行動することになる。

目標となるのは、本拠地から北西に向かって
約1日半の距離にある
『古城ヴィティギス』じゃ。

この城の制圧が今作戦の目的となる。

偵察部隊からの報告によると、
本拠地周辺の拠点に敵部隊が駐留している
ようじゃ。

当然、敵はこちらを攻めて来る気じゃろう。
応戦の準備を調えておく必要があるぞ。

また、本拠地『ビルヘルミナ』の東側にも
複数の部隊が駐留しているが…

何やら全く統率が取れておらん。
別の目的で我らに敵対する輩かもしれんな。

何にせよ、後方に不安を抱えている状態で
目標地点である『古城ヴィティギス』を
目指さねばならん。

前方の敵に気を取られ、
本拠地の守りがおろそかになる事など
ないようにな。


軍師ヒューゴー
「敵部隊を構成するのは、魔界の住人と
 手を組んだローディス兵士達じゃ。
「決して気を抜くでないぞ。
 慢心は命取りとなるばかりでは無く、
 冥い欲望をも生むからな…。



<パクラッツ>
少女
「中央に追われた冥煌騎士団は
 散り散りになったそうよ。
「仲には暗黒道に堕ちた者も
 いるって話だけど…。
 メイワクな話よね。

<フルジュの町>
少年
「ねえ!!
 お姉ちゃんたち、助けてよ。
「おかしくなったヤツらと、
 たったひとりで戦っている
 おとこの人がいるんだ!!
「なんだか、
 フツウじゃなかったんだ…。
 助けてあげてよ!!

<宿場町シーサク>
年輩の男性
「ローディスの奴ら、
 暗黒道に堕ちたらしいな。
「宗教に盲信し、現実を見る目を
 曇らせちゃいけないんだよ。
 結局、自分自身が全てなのさ。

<荒遊の地リート>
若い女性
「貴方たちは誰と戦っているの?
 私たちの敵は、誰なの?
「中央は、中央の貴族たちは、
 一体、どうなってしまったの?
 …もう、何が何だか……

<紡績の地アグノー>
酒場の親父
「革命軍か…凍土アージェント、
 シルヴィス伯の所に向かうのか?
「ウワサは本当だったのかね…?
 中央の貴族の中にも、
 革命軍を支持する者がいて、
「中央の情報を流しているって。
 あれだけの地位に就きながらも
 革命に協力するなんて…
「俺には信じられないよ。

<バヤ>
老人
「溢れ出る冥い欲望…
 現れる魔界の住人。
「魔界の者は、何故この地に現れた?
 ここはバーサ様の愛した豊穣の大地
 ではなかったのか?
「我々の信じた伝説の開闢王は、
 魔界の力を使ったというのか?

<ギューキ砦>
年輩の女性
「この町より北は、
 年中雪が降っているのよ。
「それは開闢王の使った禁呪の力に
 よるものと言われているわ。
「…そういえば遥か南にも
 同じような場所があるそうよ。
「戦争に勝つのもいいけどさ、
 その後のコトなんて、
 考えていなかったんでしょうね。

<トラブニの村>
(フルジュの町の情報を聞いた後)
謎の騎士
「……はぁッ、…はぁッ、

謎の騎士
「…貴様等も暗黒道に
 堕ちた者かッ!?

ユニットリーダー(男性)
「ま、待て!
 …俺達は革命軍だ。
「暗黒道には堕ちていない!
ユニットリーダー(女性)
「ま、待って!
 …私達は革命軍です。
「暗黒道には堕ちていません!

謎の騎士
「……はぁッ、…はぁッ、
 …そうか。

ユニットリーダー(男性)
「…大丈夫か?
ユニットリーダー(女性)
「…大丈夫?

失意の騎士カース
「すこし疲れただけだ。
 …私の名はカース。
「革命軍と言ったな?
 貴様等の目的が何かは知らん。
 邪魔する気もない…。
「但し、私の邪魔をするならば
 容赦はせんぞッ!

ユニットリーダー(男性)
「何を言っているんだ!
 君は少し休んだ方がいい。
「一体何をする気だ?
 そんな状態で何が出来る?
ユニットリーダー(女性)
「何を言っているの!!
 あなたは少し休んだ方がいいわ。
「一体何をするつもりなの?
 …その体で何をするというの?

失意の騎士カース
「私の体の事など、貴様等には
 関係無いであろうッ!
「私にはまだ、
 成すべき事が残っている。
 …命など惜しくは無い!

(情報を聞いていないorイベント後)
年輩の男性
「オレ達ってさ、ローディスの人間を
 化け物みたいに言うけどさ。
「皆が皆、悪いヤツってことはないと
 思うんだよ。他方から見れば、
 オレ達も似た様なもんだろうしな。


<古城ヴィティギス・ボス戦>
カースのユニット
失意の騎士カース
「アマゼロト卿よ!
 貴方達は何故あんな事を…
「どうして魔界の力を得ようと
 したのですかッ!
「神が…、聖ローディスが
 それを許すと言うのですか?

冥煌騎士アマゼロト
「…貴公は、
 冥煌騎士団の者ではないか!
「心から神を信じ、
 信仰の為にはその命も捧げるか。
 …愚か者めッ!!
「貴公等は利用されたのだよ。
 その厚く、純粋な信仰心をなッ!

失意の騎士カース
「…利用? …我々の信仰を
 利用したと言うのかッ!

冥煌騎士アマゼロト
「貴公等のような純粋な人間は、
 最も優秀な兵隊なのだよ。
「任務の為には命をも投げ出す。
 これ程使いでのある兵隊は
 他にはないだろう?
「教皇の言葉は聞こえても、
 神の声までは届かぬようだな?
 …己の盲信を悔いるが良い。

一般ユニット
冥煌騎士アマゼロト
「…貴様等、…我が剣の餌食と
 なりたいようだな。
「受けてみよ…
 人の域を超えた我が剣を!
 天の域に達した…、我が剣技をッ!

ユニットリーダー(男性)
「天の域だと?
 …何を勘違いしている。
「お前が手にした力は
 暗黒の力…、魔界の力だッ!
 それ以外の何ものでもないッ!
ユニットリーダー(女性)
「天の域ですって?
 …何を勘違いしているの。
「あなたが手にした力は
 暗黒の力…、魔界の力よッ!
 それ以外の何ものでもないわ!

冥煌騎士アマゼロト
「それがどうした。
 人智を超えた力に変わりない!
「神は我に命じたのだ。
 この大地により多くの血を流せと…
 命を捧げよ… となッ!
「我が剣で果てるがいいッ!


(戦闘後)
冥煌騎士アマゼロト
「俺は…もっと……
 もっと…強くなる…ん……だ…



『失意の騎士』

<A>ゼノビア人を仲間にしたことが無い
<B>ゼノビア人を仲間にしたことがある

▲ BACK ・ ▼ NEXT Story #32
▲ Ogrebattle 64 ScriptのTOP▲ Ogrebattle 64の表紙へ戻る▲ TacticsOgreDatabaseの表紙へ戻る
Ogrebattle 64