64 Script "Chapter 4" 
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第30話 『王家の血』



軍師ヒューゴー
「これが現時点での状況じゃ。
 頭に叩き込んでおけよ。


それでは、要塞攻略の説明を始めるぞ。

今回の要塞攻略に際し、
要塞の南側に仮説の本拠地を設置してある。

目標は本拠地の北、二重に構える城壁を越えた
先にある『ロムルス要塞』じゃ。

この要塞の制圧が今作戦の目的となる。

要塞攻略は今回が初めてじゃな。
今までの戦いとは、少し勝手が違うぞ。

この要塞は、厳しい絶壁と厚い城壁に
守られており、飛行部隊以外は直接進入する
ことは出来ない。

まずは城門に接近し、これを破壊するのじゃ。
部隊を城門前に移動させると、
破壊作業の開始となる。

但し、この部隊は城門の破壊作業に専念する為、
しばらくの間、移動や方向転換が出来ん。
この部隊の護衛も必要じゃぞ。

城壁内の様子は、実際に城門をくぐり、
中に進入するまで一切分からん。
当然、敵の待ち伏せなども予想される。

城壁内へ進入する際は、
部隊を調え、万全の態勢で臨むようにな。

これまでとは違い、城壁内に解放すべき拠点は
存在せん。また、拠点での回復は可能じゃが、
複数の部隊を集めても再編成は出来んぞ。

それが出来るのは自軍本拠地だけじゃ。
…忘れるんじゃないぞ。

戸惑うこともあるとは思うが、必要以上に恐れる
ことはない。全てこれまでの延長線上にあること
なのじゃからな。


軍師ヒューゴー
「なお、城壁、城門等の障害物が多く、
 行動可能な範囲も狭い為…
「レギオンの派遣は出来んぞ。
 …ん? 派遣したいユニットが
 レギオンとなっておるじゃと?
「心配せんでも良い。
 レギオンの解隊を通達しておいた。
 面倒な事は私に任せておけ。
「今は戦いに集中するんじゃ。



<ボス・戦>
(初回共通)
皇子アムリウス
「見よこの力を…
 この偉大なる力を…
「私は手に入れたのだよ、
 究極の力を…
 伝説と同じ力を!

ユニットリーダー(男性)
「貴方が手にしたのは究極の力
 なんかじゃないッ!
「貴方は冥い波動に侵された
 …暗黒道に堕ちただけだ。
ユニットリーダー(女性)
「貴方が手にしたのは究極の力
 なんかじゃないッ!
「あなたは冥い波動に侵された
 …暗黒道に堕ちただけよ。

皇子アムリウス
「…暗黒道に堕ちただと?
 ふざけるなッ!!
「私は精神を侵されることなく、
 強大な力を手にしたのだ。
 …これこそ究極の力。
「…そしてこの力を手に出来る
 選ばれし者の血、これこそが
 王家の偉大さなのだ!

皇子アムリウス
「王家の血を畏怖せよ!
 我が力の前にひれ伏すがいい!


(マグナス2回目以降)
マグナス
「アムリウス皇子、
 …そこまでだッ!!

皇子アムリウス
「貴様…
 アンキセスの息子か。
「ここまでやって来るとは…
 褒めてやろう。
 …しかし、もう終わりだ。
「…私は手に入れたのだよ。
 名実共に、王となるべき資格を!
 王となるべき力をッ!

マグナス
「貴方が王位に就く事など
 有り得ないッ!
「民の声を聞かず、
 人の心も理解出来ぬ貴方に
 王の資格など無い。
「民に必要とされ、認められ、
 初めて王となり得るのだ。
 …支配者が王ではないッ!!

マグナス
「『この国を変える』
 …ユミルはそう言った。
「『人々を幸せにしてみせる』
 そう俺に言ったんだ。
「皇子、貴方は一度でも、
 そのように思った事が、
 あるのかッ!

皇子アムリウス
「ユミルに何が出来る?
 …ローディスと戦えるのか?
「口にする事なら誰にでも出来る。
 実現する力を持たぬ以上、
 それはただの“夢”だッ!
「何故騎士は戦い、その力を誇る?
 戦いが必要だからであろう?
 力が必要だからであろう?
「戦いが現実を作り出すのだ!
 戦いに勝つ為に力が必要なのだ!
「お前は武官の子、そして自らも
 戦いに生きる者であろう?
 …分かっている筈だ。

皇子アムリウス
「我等王族に忠誠を誓うべき
 武官でありながら、
「王家に剣を向けた親子め!!
 地獄に堕ち、悔いるがいいッ!


(エウロペアがいるユニット・2回目以降)
星辰の騎士エウロペア
「開闢王の血脈しか受け継げなかった
 ようですね、アムリウス皇子。

皇子アムリウス
「神官戦士風情がこの私に何を
 説教する気だ?
「…見よこの力を!
 貴様等が信ずる神が与えたもうた
 この偉大なる力を!!
「…遂に私は手に入れたのだよ。
 名実共に、王となるべき資質を!
 ローディス以上の力をッ!

星辰の騎士エウロペア
「…皇子、民を導く為にどれ程の
 力が必要だと言うのですか?
「あなたが目指す王とは山賊の長、
 その程度のものです。
 …支配者が王ではありません。

皇子アムリウス
「そのような理想を掲げ何が出来る?
 ローディスを止められるか?
「王など所詮、征服者の成れの果て。
 平和が何を生む? 芸術? 哲学?
 それらは堕落を生むだけだ。
「力無く、哀れな父王を見てみろッ!
 あれこそ堕落の象徴!
 力無き王、力無き国の象徴だ!
「私は父とは違う。王家の血と力を
 もってローディスを討つ!
 邪魔する者は許さんッ!


(*)
皇子アムリウス
「さすがに私一人では無理か…
 では、これならどうだ…?

皇子アムリウス
「見よッ! 神の力をもってすれば
 魔界の住人すら意のまま!
「さぁ、かかって来い!!
 第2ラウンドだッ!


(戦闘後)
皇子アムリウス
「この国賊共ッ!
 貴様等は許さんぞ!
「私は…この力で…
 世界の頂点に…君臨…
 …す……る………



<A>サラディンがいる場合
<B>サラディンがいない場合

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