第15話 『まとわりつく不安』
(選択次第では13話、14話の場合もある)
軍師ヒューゴー
「この地を解放すれば西部の拠点
タルペイア城は目の前じゃ。
「遂に西部軍と本格的に争う事に
なってしまったな…。
マグナス
「…革命軍と西部軍の戦いは
避けられないのか?
軍師ヒューゴー
「西部軍もこの戦いにはあまり
乗り気ではなさそうじゃ。
「どちらか一方が歩み寄れば、
あるいは……
革命軍戦士
「西部軍から、ユミル将軍の使者と
名乗る者がやって来ております。
「会見を求めておりますが…
いかが致しますか?
マグナス
「…!!
ユミルの使者!?
軍師ヒューゴー
「きっと悪い話ではないじゃろう。
会うべきじゃぞ、マグナス。
マグナス
「…あぁ、そうだな。
「会見に応じると伝えてくれ。
…俺達もすぐに行く。
革命軍戦士
「わかりました。
『書簡』
西部軍との本格的な戦いを前に、使者のと会見
を行うマグナス。ユミル王子からの書簡に目を通
し、和解の意思を確認しあう中、ニルダム兵団進
軍の知らせが飛び込む。
西部軍の使者
「…どうぞご覧下さい。
我が将からの書簡です。
軍師ヒューゴー
「…これは文面をそのまま
信じても良いのですかな?
西部軍の使者
「我が将は心優しい方です。これ以上の
無益な戦いを望んではおりません。
「又、革命軍の正当性も認めており、
この和解をもって、和平への第一歩と
したいと申しております。
マグナス
「中央は了承しているのか?
…ニルダム兵団はどうなる?
西部軍の使者
「中央とは現在交渉中です。
西部軍の意向としては…
「これ以後の戦いには、
ニルダム兵団を参加させない
つもりです。
マグナス
「戦闘には参加させない…
けれど解放もしない。
「ローディスに逆らう気は
無いという事か…。
西部軍の使者
「い、いえ、そういう事
ではありません。
「ただ、平和的に物事を
進めるには、順番が後に
なるという事です。
マグナス
「………。
伝令兵
「お話中失礼します!
「敵軍が侵攻を始めました。
ボルマウカ人兵力が主体と
なっている模様です!
マグナス
「なんだとッ!
…俺達を騙したのか!?
西部軍の使者
「まさかッ、そんな筈は…
ニルダム兵団を率いる筈など…
「おそらく、我々の動きに気付いた
中央軍の騎士…
レイド卿がその権限を利用して…
軍師ヒューゴー
「…分かりました。あなた方と
ユミル王子を信じましょう。
「しかし、我々は決定権を持って
おりません。上の指示を仰ぐ事に
なりますが…、よろしいかな?
西部軍の使者
「分かりました。
我が将と共に、良い返事を
お待ちしております。
軍師ヒューゴー
「さて…
困った事になったのぉ。
それでは説明を始めるぞ。
今回は、ここ『修魔の地シボイガン』を
本拠地として行動することになる。
目標となるのは、本拠地から北東に向かって
約1日半の距離にある、
『要害地ガルスビンタ』じゃ。
この砦の制圧が今作戦の目的となっておる。
偵察部隊からの報告によると、
敵は川の対岸に、その兵力の大部分を
終結させているようじゃ。
この配置は待ち伏せの可能性が高いな。
…攻め込む際には、細心の注意が必要じゃぞ。
未確認情報ではあるが、
敵が橋になんらかの細工を行ったらしい。
詳細は不明じゃが、
橋を渡る際には注意する必要があるぞ。
まあ、あのレイドの事じゃ…
前回のブルグンド城での汚名返上もあろう。
他にどんな手を使って来るのやら。
軍師ヒューゴー
「ついに雌雄を決する時が
来たようじゃな。
<宿場町カクトビック>
酒場の親父
「パラティヌスがローディス教国に
従属した時の話だが、
「国王も無抵抗で従属国となることを
選んだわけではない。小さいながらも
争いはあったんだよ。
「ローディスとの国境を有する西部地域
には、当時パラティヌスで最も強大な
軍隊が配備されていた。
「まぁ、まるで歯が立たなかったがね。
他の地域の人間は、もうそんな過去も
忘れてしまっただろうが…
「オレは忘れない、絶対にな。
仲間が死んでいったあの日のことを。
ヤツらに対する激しい恨みを。
「…忘れちゃいけないんだよ。
<ベラクーラの町>
年輩の女性
「あの、いけ好かない中央の騎士、
やっぱり、あいつは悪者だろ?
「ニルダム兵を連れていたのも、
そいつが強引にって言うじゃないか。
まったく醜いもんだよ、貴族たちは。
<ヴァドのユニットと接触(『様々な想い』クリア済の場合)>
ユニットリーダー(男性)
「君達の同胞は解放した!
…我々が戦う必要など無い筈だ!
| | ユニットリーダー(女性)
「あなた達の同胞は解放したわ!
…私達が戦う必要など無い筈よ!
|
雷火のヴァド
「…我が国はローディスの策略に
よって分裂し、争い合い…
「それが元で滅びた。
確かに君達のおかげで、我々の
仲間の多くは解放された。
「しかし、西にいる同胞の多くは
未だに囚われたままなのだ。
…我等の王や、王子達もだ。
雷火のヴァド
「お前達は我々の事を
何も分かっていない!
「我々は血の絆を尊ぶ民族。
たとえ東西に分裂していても、
血の絆は昔のままだ。
「我々が戦わねば西の同胞達が、
王が、王子達の身が危険に
さらされてしまう。
ユニットリーダー(男性)
「…我々が、
革命軍が協力する。
「共にローディスからの
独立を目指そう。
| | ユニットリーダー(女性)
「…私達が、
革命軍が協力します。
「共にローディスからの
独立を目指しましょう。
|
雷火のヴァド
「お前達に何が出来るッ!
我々に不可能だった事が、
「自分達なら可能だとでも
言うのか!?
ユニットリーダー(男性)
「君達は、一体いつまで
戦い続ける気だ!?
「ローディスの言いなりに
なったまま、永久に戦い
続ける気なのか!
「…立ち上がらなければ、
歩み出さなければ、
何も変わりはしない!
| | ユニットリーダー(女性)
「あなた達は、いつまで
戦い続けるの?
「ローディスの言いなりに
なったまま、永久に戦い
続けるつもりなの?
「…立ち上がらなければ、
歩み出さなければ、
何も変わりはしないわ!
|
雷火のヴァド
「…お前達はこの状況を
変えられるというのだな?
「ならば我々を倒してみよッ!
自分達の置かれた状況を、
今のこの状況を変えてみせよ!
<ヴァドのユニットと接触(『様々な想い』未クリアの場合)>
ユニットリーダー
「君達とは戦いたくない。
頼むッ、兵を退いてくれ!
雷火のヴァド
「お前達は我々の事を
何も分かっていない!
「我々が戦わなければ同胞達が、
王が、王子達の身が危険に
さらされてしまう。
「我々は血の絆を尊ぶ民族。
…我々は戦う。
たとえ命が尽きようともッ!
<ナキナ>
年輩の男性
「ニルダム兵団を使役していたのは、
やっぱり中央の連中だったんだな。
「あの優しいユミル様とアンキセス様が
そんなコトするはずないぜ。
オレは信じてたさ。この西部をよ。
<キノーラの村>
年輩の男性
「いろいろな意味で、あまり大きな
声じゃ言えないんだが…
「たしかにローディスは憎い。
…だが、奴らは金になる。
取り入れば出世も出来る。
「生き方の問題さ。
環境が変われば、適応すればいい。
歴史や伝統など金にはならんよ。
<教示の地ラピッズ>
酒場の親父
「なあ、ニルダム兵団との戦いは
避けられないものなのか?
「ニルダム兵団のトップの男は、
激情型だが、根は真面目でいいヤツ
なんだがなぁ。
「上手く話し合って、
力を合わせたりは出来ないもんかね?
<ラチューク>
年輩の女性
「ここより北へ行くと、
西部城タルペイアがあります。
「しかし、城のあるウェンティヌス
地方へは、アジャール平原を
抜けなければ行けません。
「ローディス国境に近く、遮る物もない
平原を進軍すれば、すぐにローディス
教国の軍隊に見つかるでしょう。
「…もう一つ、
ウェンティヌス地方へと
抜ける道があるのですが…。
「ケレオレス山、険しい山の中を抜ける
という方法です。…どちらにせよ、
厳しい進軍となるでしょうね。
<僻土ケチカン・解放時>
軍師ヒューゴー
「橋が破壊されてしまったぞ。
…敵の方が一枚上手なようじゃな。
<僻土ケチカン>
老人
「西にはローディス教国、
南にはゼノビア王国か…。
「両国が戦いを始めたら、
被害を受けるのは南部と西部。
中央はまた無傷で降伏…。
「もし戦争になったらの話じゃよ。
有り得んことではないだろう?
そうさ、有り得んことではない…。
<ティロロ>
老人
「おぬしらは戦いを望んでいるのか?
「戦いで人が死ぬのを望んでおるのか!
…ユミル様は、お優しい方だ。
きっと悩んでおられるよ。
<要害地ガルスビンタ・ボス戦>
中央騎士レイド
「援軍はどうなっている!?
…西部軍はどうした?
中央軍騎士
「…援軍はありません。
西部軍は沈黙を守っています。
中央騎士レイド
「おのれッ、アンキセスの野郎、
静観を決め込む気か!
「親子共々忌々しい奴等だッ!
…ボルドウィン殿は・
ボルドウィン殿はどうした?
中央軍騎士
「…先刻、引き揚げました。
中央騎士レイド
「今回の事は全て俺の独断ってワケか。
…結局、誰もアテに出来ねェな。
◆(初回共通)
中央騎士レイド
「貴様等のおかげで俺の人生は
狂ってしまったよ。
「さぁ、かかって来い!
誰の助けもいらんッ!
この両の腕だけで十分だッ!
◆(2回目以降マグナスのユニット)
中央騎士レイド
「マグナスよ…
お前は分かっているのか?
「この混乱、全てはお前の裏切り
から始まったのだぞ?
「戦乱の拡大もそう…
原因は全て、お前にあるのだ。
マグナス
「偽りの平和の中で私腹を肥やし、
安穏と暮らしていた貴方達だ…
「貴方達の考え方、貴方達の行動こそ
真の原因ではないか!
「貴方達の様なエゴイストが、
今の、この状況を生み出したんだ!
中央騎士レイド
「すっかり革命に染まった様だな。
フンッ、…単純な奴め。
「しかし、いつめでそのような事を
言っていられるか…?
俺は非常に興味があるんだよ。
「父親と幼なじみ…。
連中を前にして、同じ事を言い
続ける事が出来るのかぁ?
中央騎士レイド
「悩むなら後にしろ!
…この俺を倒した後になッ!
◆(2回目以降ディオのユニット)
中央騎士レイド
「お前のことは覚えているよ。
ディオとか言ったな…。
「お前の様な南部の卑しい血が
混じった奴に、ここまで
おとしめられようとは…
「全く情けない話だ…。
ディオ
「お前、バカじゃねーか?
血なんて、みんな同じだろ?
「お前みたいに“高貴な生まれ”
“下賎な生まれ”とか言ってたら
なんにも出来やしねーよ!
中央騎士レイド
「黙れ! …黙れッ黙れッ!
このままでは納得いかぬ!!
「俺は優れた人間なのだッ!
ここでお前達を倒し、俺の実力を
ローディスの連中に認めさせる!
ディオ
「…そんな事ばっか考えてんのか?
だからお前はそんなんなのさ。
「他人に認められる為の人生なんて、
楽しくもなんともねェ。
自分を認めるのは自分自身だ!
「さぁ、かかって来なッ!
このディオさまが相手してやるよ。
アンタに引導渡してやるゼッ!
(戦闘後)
中央騎士レイド
「…貴様等はこの国を
どう変えるつもりだ?
「革命軍の存在は、
この国をより危険な状態に
変えているぞ…
「…フンッ、貴様等の勝利は
無駄なのさ…
…ザマアミ…ロ……
◆(ディオ離反ルート)
中央騎士レイド
「クソッ、…貴様等ァ、
調子に乗りおって!
「お前達は絶対に許さんぞ。
…覚悟しておけッ!
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