64 Script "Chapter 2" 
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14話 『様々な想い』



アウドヴェラ採掘場

伝令兵
「…成功ですッ!
 先行した別働隊の手により…
 アウドヴェラ採掘場の解放に
 成功しましたッ!!

軍師ヒューゴー
「ボルマウカ人達の協力が
 あったとは言え…
「まさかこんなに上手く
 行くとはのぉ。

マグナス
「これでニルダム兵団とも
 戦わずに済む筈…。
「ヒューゴー、
 現在の西部軍の動きは
 どうなっているッ!?

軍師ヒューゴー
「数刻前にジギベルトを制圧。
 その直後に…
「南部から来た我々の援軍との
 接触が確認されておる。
 …援軍の被害は不明じゃ。
「そろそろこちらへ辿り着く頃
 じゃろうな。
 …では、説明を始めるぞ。


それでは説明を始めるぞ。

今回は、ここ『アウドヴェラ採掘場』を
本拠地として行動することになる。

目標となるのは、本拠地から北に向かって
約1日半の距離にある『古城ジギベルト』じゃ。

この城の制圧が今作戦の目的となっておる。

偵察部隊より、敵がこちらに向け進軍を開始した
との報告があった。
…敵部隊とはまだ随分と距離がある

ここはひとつ、我々から積極的に攻め込み、
各拠点を押さえることで、この戦いの主導権を
握ってしまうのが良いじゃろうな。


マグナス
「ニルダムの人々を安全な所へ。
 俺達はその間に敵を叩く。

軍師ヒューゴー
「うむ、彼等の事は任せておけ。
 …では、行こうか。



<工業の地チグニック>
年輩の男性
「アウドヴェラ採掘場は元々、
 ニルダム王国のものだったのさ。
「ローディスはニルダムを滅ぼした後、
 その領地を分割し、
 近隣諸国へと吸収させた。
「こうしてニルダム王国東部…
 つまりライの海周辺のこの地域は
 パラティヌス領となったのさ。


<セルドビア>
酒場の親父
「いやぁ、みごとな働きっぷりだ。
 オレぁ、感動しちまったよ。
「オレも駆けつけようと思ったんだが。
 …いや、本当だって。
 ま、一杯飲んで行きな。おごるぜ。


<ベセル>
年輩の女性
「あんた達の仲間が、北のプルドで
 敵に囲まれているらしいよ。
「行って、助けておやりよ。
 なんでも残っているのは女の子一人
 だって話だよ。早くしないと…。

(ディオ離反ルートの場合)
年輩の女性
「革命軍にはゼノビアの人々も
 参加しているんだって?
「パラティヌスの人達、
 ゼノビアの人達が、力を合わせ、
 ニルダムの人達を思いやる…。
「国を越えて、人種を越えて、
 全ての人々がお互いを助け合う。
 …そんな時代が訪れるといいね。


<荒村ウナラクリート>
老人
「ニルダムの民は、
 炎神ゾショネルを尊んだ。
「勝利の祈りを、勝利の喜びを、
 気高き女神ゾショネルに捧げ、
 戦士としての名誉を得ていた。
「ローディス教国と戦い、
 敗北したその時でさえ、
 彼らの信仰心に揺るぎはなかった。
「一方パラティヌスはローディスに
 従属後、母バーサの教えを捨て、
 ローディス教へと改宗した。
「我が国の王は、
 信仰すら捨ててしまったのかのう。


<農産の地プルド>
(アイーシャ加入の条件を満たしている場合)
聖母アイーシャ
「蒼天騎士団の方達ですね?
 私はアイーシャ。
「ボルマウカ人救出の協力に参りまし
 たが、敵の襲撃を受け私だけが逃げ
 遅れてしまいました。
「よろしければ、共に行動させて
 いただきたいのですが…。

ユニットリーダー(男性)
1.「歓迎しますよ。
2.「我々だけで大丈夫です。    

1.
ユニットリーダー
「歓迎しますよ。
 アイーシャさん。
ユニットリーダー(女性)
1.「歓迎するわ。
2.「私達だけで大丈夫です。


ユニットリーダー
「歓迎するわ、
 アイーシャさん。

聖母アイーシャ
「ありがとうございます。
 微力ながら、お手伝いさせて
 いただきます。

2.
ユニットリーダー
「我々だけで大丈夫です。
 貴女は安全な場所にいて下さい。

ユニットリーダー
「私達だけで大丈夫です。
 貴女は安全な場所にいて下さい。


聖母アイーシャ
「分かりました。足手まといと
 なってはいけませんね。
「貴方達に、父フィラーハの
 ご加護がありますよう、
 お祈りしております。

(拠点に入る)
年輩の男性
「ボルマウカ人労働者たちを解放して
 ニルダム兵を自由にしたって?
「革命軍ってのは、ローディスまで
 敵に回しちまうのかよ。凄いなぁ。
 でも、本当に大丈夫なのかい?


<バロー>
年輩の女性
「労働者を解放したのね。ありがとう。
 でも、このままで済むのかしら?
「ローディス教国内にはまだ、
 彼らの家族や仲間たちが、
 大勢囚われているそうよ。
「あなた達は、もし自分が助かっても
 肉親を人質に取られたままだったら
 どう思う? 心配は消えるかしら。


<古城ジギベルト・ボス戦>
遊糸のタズト
「何故革命軍がボルマウカ人の
 為に戦う?
「奴等などたかが…
 たかが奴隷ではないか?


(戦闘後)
遊糸のタズト
「…こ、こんな事で
 国を危険に…さらす…とは…



『解放の理由』

 アウドヴェラ採掘場は蒼天騎士団によって解放
され、捕らわれていたボルマウカ人は自由の身と
なった。敢えて危険を冒す革命軍。その行動を疑
問に思うボルマウカ人に対し、マグナスは理由を
明らかにする。



ボルマウカ人の青年
「ありがとうございました。
 しかしよろしいのですか?
「我々の為に…
 異国人である我々の為に
 このような危険まで冒して。

マグナス
「あなた達を解放したのは、
 革命軍に協力してもらう為。
「ローディス軍との戦闘に備え、
 革命軍の兵力を増強する為。
「これが採掘場を…
 あなた達を解放した理由です。

マグナス
「…でも、俺達がここへ来たのは
 そんな事の為じゃない。
「俺達は、同じ状況に苦しむ
 あなた達を見過ごす事が出来
 なかった。
「ニルダム兵団との戦いを避け
 たかった。そのきっかけと
 なる事を願った。
「階級制度の撤廃とローディス
 からの独立。それが俺達の
 真の目的だから…。

ボルマウカ人の青年
「………。
 我々に協力しろと?

マグナス
「…いえ、俺達は
 このまま行きます。
「…何のアフターケアも
 出来ないまま進む事を
 許してください。

ボルマウカ人の青年
「許すもなにも…。我々もこれ以上
 世話になる訳にはいかない。
「しかし…、あなた達はローディス
 の恐ろしさをまだ知らない。
 …知らなさすぎる。
「我々の様にならぬ事を…
 今は亡き我が国の様にならぬ事を
 お祈りしています。


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