64 Script "Chapter 4" 
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第31話 『狂気』



軍師ヒューゴー
「これが現時点での状況じゃ。
 頭に叩き込んでおけよ。


それでは説明を始めるぞ。

今回は、東に位置する『大砦ラグニー』を
本拠地として行動することになる。

目標となるのは、本拠地から西に向かって
約2日の距離にある『堅城アンドヴァリ』じゃ。

この城の制圧が今作戦の目的となる。

偵察部隊の報告によると、
敵は中央付近からこちらの出方をうかがって
いるらしい。

…気になるのは、
敵の正体がはっきりしておらぬ事じゃ。

中央、ローディスの連中と共に、
魔界の住人の姿を見たとの報告もある。

真偽の程は定かではないが、これまで以上に
気を引き締め、戦いに臨む必要があるぞ。


軍師ヒューゴー
「暗黒道に堕ちた者に、もはや所属
 など関係無い様じゃな。
「光焔十字軍の残党、中央軍…
 その全てが自分達に襲いかかって
 来ると思え。



ユニット1と接触

ユニットリーダー(男性)
「何故魔界の住人と一緒に
 行動している?
「目を覚ませ!!
ユニットリーダー(女性)
「何故魔界の住人と一緒に
 行動しているの?
「目を覚まして!!

中央軍騎士
「……殺せ…。
 歯向かう奴等は皆殺しだぁー!!

ユニットリーダー(男性)
「ダメだ、完全に暗黒道に…
 クソッ!
ユニットリーダー(女性)
「ダメだわ、完全に暗黒道に…
 ああ…!

<修魔の地パビア>
老人
「いつのことじゃったかな…異国の者が
 この地を通っていったことがある。
「大勢ではないが、騎士団じゃったよ。
 彼らは何ひとつ話すこともなく、
 西の方へと去っていったが…
「…あれはローディス教国の実状を探る
 ためにゼノビアより派遣された者たち
 ではないかと、ワシは思っておる…。

<教示の地ペルグ>
シスター
「この地に恵みを与えし母なる川、
 …蒼きバジリカ。
「ええ…あの大きな川のことです。
 この国で最も大きく、美しく、
 豊かに流れる川…。
「この地に生きる者たちの生命の源
 なのです。

<ベズプレーム>
酒場の親父
「ローディス教っていうのは、
 魔物を信仰しているのか!?
「アイツら、信仰を口にするくせに
 魔物を従えているじゃないかッ!!
 …これが暗黒道というやつなのか。

<荒遊の地コビーゴ>
年輩の女性
「どの国も、色んな宗教を
 信仰してはいるけどさ…
「その国が滅亡するって時に、
 神様が現れた事ってあるのかい?
 誰か見た事あんのかい?
「もう人間達は、神様に見放され
 ちまったのかねぇ。それでも神に
 すがる人間…、惨めだねぇ…。

<ズイノモの町>
年輩の男性
「中央とローディス、そしてアンタ達
 革命軍と…化け物たち。
「一体、誰と誰が、
 何の目的で戦ってるんだ?
 …俺にはさっぱり分からん。
「誰でもいいから、何とかしてくれ!!

<スリテ>
若い女性
「みんな、おかしくなってしまった。
 何故? 何故なの?
「…アムリウス皇子も、
 ローディスの騎士たちも…まさか!
 …まさか、国王まで!?

<クレモナ>
年輩の男性
「この辺りはパラティヌスで
 最も恵まれた地域です。
「荒々しい山脈も枯れた地もない。
 凍えるような雪原も吹雪もない。
 ここは生命に満ち溢れている。
「まさに豊穣の神に愛された大地。
 でも、ここに住むことが許されている
 のは、ほんの一握りの人間だけ。
「…革命だって起こりますよね。


<堅城アンドヴァリ・ボス戦>
(1回目共通)
冥煌騎士ヴァプラ
「…蒼天騎士団よ、
 よくぞここへ…私の下へ来た。

ユニットリーダー(男性)
「貴様も暗黒道に堕ちたか、
 …冥煌騎士よッ!
ユニットリーダー(女性)
「あなたも暗黒道に堕ちたのね、
 …冥煌騎士よッ!

冥煌騎士ヴァプラ
「…私は形に囚われることの無い
 純然たる強さを求めて来た。
「圧倒的な強さを求めた。
 まさか自分の中に、この様な力が
 眠っていようとは…
「この力、存分に使わせてもらう!
 私の体が求めておるのだよ、
 …貴様等の血を!
「心が求めているのだよ、
 …貴様等を蹂躪しろとなぁッ!!


デボネアがいるユニット
冥煌騎士ヴァプラ
「お久しぶりです、
 デボネア将軍…。

騎士デボネア
「…ヴァプラ!?
 お前はヴァプラか?
「生きていたのか…。
 しかし一体何があった?
 何故ローディスへ?
「共に帝国を旅立った者達は
 どうしているのだ?

冥煌騎士ヴァプラ
「何もお答えする気はありません。
 …必要もないでしょう?
「私は、帝国に忠誠を誓った事も、
 ゼテギネアの民となったつもりも
 ありません…。
「何処に身を置こうと私の自由では
 ないですか? 他の者を含め、
 死んだものと思って下さい。
「…それより将軍、
 私のこの力を見てください!
 遂に貴方を超える日が来ましたよ。

騎士デボネア
「…お前、あの時の事を。

冥煌騎士ヴァプラ
「私を超える存在など許さない!
 …今度は貴方が跪く番だッ!


(戦闘後)
冥煌騎士ヴァプラ
「貴様等にもいずれ分かる…
 敗北…屈辱…挫折…
「地位を失う事の悔しさ…
 私が…強さを求めた…心理…
 強さへの…憧…が……



『ユミルの消息』



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