64 Script "Chapter 3" 
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第22話『疑惑』

軍師ヒューゴー
「これが現時点での状況じゃ。
 頭に叩き込んでおけよ。

それでは説明をはじめるぞ。

今回は、南東に位置する『荒遊の地サギス』を
本拠地として行動することになる。

目標となるのは、本拠地から北に向かって
約1日半の距離にある『マリレーフ城』じゃ。

この城の制圧が今作戦の目的となる。

現在、神官戦士団に関する正確な情報は
得られていないが、噂は多いようじゃ。
何か手がかりくらいは、つかめると思うぞ。

偵察部隊より、数回に渡るドラゴンの移動を
目撃したとの報告が入っておる。

それが野生のドラゴンなのか、
それとも何者かに操られているのかは
分からんが…

竜族の攻撃力が、我々人間と比べ物に
ならぬほど強力だということは、
分かっているな?

一瞬の油断が命取りとなってしまうぞ。
作戦中は気を抜かんようにな。


軍師ヒューゴー
「追放された神官戦士が、今度は
 軍に追われているらしい。
「追う者と、追われるもの…。
 どちらかが東方教会混乱の真相を
 知っているのではないかのぉ?



<修魔の地エステルゴム>
年輩の男性
「追放された元神官戦士たちは、この
 地に逃げ延びたと聞いています。
「彼女たちは、本当に魔界の者と
 関係を持っていたのでしょうか?
 …私には信じられません。


<寒村クリサルイ>
老人
「おぬしら、東部軍の者か?
 それとも中央軍か!
「おぬしらが何人来ようと…
 ん…なんだ違うのか?
 …んん? 革命軍じゃと?
「こんな場所まで何の用じゃ?
 ここには、おぬしらなんぞに
 解放を頼む者なぞおらん。
「わしらにはバーサ様がおられる。
 バーサ様の遣わした神官戦士も!
 …野蛮な革命なんぞ望まんよ。


<キュシェの町>
年輩の女性
「ここは東方の西端、
 西の山脈の向こう側は中央です。
「しかし、バルビカ山脈を越えるのは
 非常に困難です。
 道は険しく、気候も厳しい…。
「表立って行けない理由でもなければ、
 わざわざここを通って行く人なんて
 いませんよ。


<廃砦ヒルペリッヒ>
老人
「なんだお前達は…?
 ふん、革命軍の連中か…。
「お前達もエウロペア様を追って
 いるのか? …疑っているのか?
 どうしてお前達は真実を…
「はぁ〜、下っ端に何を言っても
 仕方が無いのぉ…。
 お前ではダメだ。教えられん。
「もっとこう、話の分かる奴は…
 お前よりエライ奴はいないのか?

マグナスのユニット
神官戦士
「…あなたは、
 革命軍の方ですね?
「…私はエウロペア。
 先日まで、神官戦士の長を
 務めておりました。

マグナス
「…オディロン様が、神官戦士に
 悪魔を憑依させたというのは、
「本当の事なのか?
 …何故、…何故魔界の者と!?

星辰の騎士エウロペア
「悪魔が憑依した神官戦士とは
 …その者は私の部下でした。
「あの異常に高まった魔力、
 確かにこの世界のものとは…。
 …しかし信じられません!
「まさかあの子がッ!!
 …何かの、何かの間違いです!

マグナス
「異常に高まった魔力!?
 …あの時と同じだ。
「…ゴデスラスと同じ力?
 何かの果実を口にしては
 いなかったか?

星辰の騎士エウロペア
「何か特別なものを口にする
 機会があるとすれば、
「ケリコフ殿の設けた食事会に
 参加していたようですが…

マグナス
「……ケリコフ将軍か…。

星辰の騎士エウロペア
「オディロン様は強い方です。
 どんな事があっても…
「悪魔と通じるなど…。
 お願いですッ、東方教会へ
 行かせて下さい。
「再び東方教会へ行き、
 事の真偽を確かめなければ。
 …真実を知りたいのです。

マグナス
「あなたにとって
 辛い“真実”であったら?

星辰の騎士エウロペア
「…神に仕える戦士としての
 責任を果たしましょう。

マグナス
「決意の程は分かりました。
 …しかしこのままでは危険だ。
「まずはこの地を解放しましょう。
 それにあなたを追う者こそ、
 真実を知る者かも知れません。

星辰の騎士エウロペア
「一時でも信用して頂けるのですね?
 ありがとうございます。
「必ずやその信頼にお応えしましょう。
 …ではマリレーフ城で。

マグナス
「くれぐれも、
 無理はしないで下さい。

(エウロペア救出後)
年輩の男性
「今は追放されてしまいましたけど…、
 元神官戦士長のエウロペア様。
「綺麗な人だったなぁ。
 純白の法衣に燃えるような赤い髪。
 それに、毅然としたあの態度。
「彼女こそが、私たち信者を導くだめに
 バーサ様が遣わした神の御子だと
 思っていたのですが…。


<教示の地サリスク>
(エウロペア救出前)
シスター
「…ああ、そうしましょう。
 私は一体どうすれば…
「…!! 貴方は革命軍の方ですか?
 お願いです、あの方を…
 エウロペア様をお助けください。
「神官戦士団の長、エウロペア様が
 軍に追われているのです。
 どうかあの方をお助け下さい。
「エウロペア様はいま、
 廃砦ヒルペリッヒにいるはずです。
 …お願いします!!
「もう…
 貴方たちにしか頼めないんです。

(エウロペア救出後)
シスター
「エウロペア様を、
 お助け頂けたのですね。
「あの方は、天から遣わされた
 女神のようなお方…。魔界の者
 と関わるはずがありません。
「革命軍の皆さん、
 どうかエウロペア様の御力と
 なって上げてください!!


<ドッソル>
酒場の親父
「『生命の誕生を喜び、
  大地の恵みに感謝し…、
「 死の訪れを恐れず、
  再生に希望を持て…』
 …バーサ教の教えだよ。
「前向きな考えだよな。
 まるで、アンタ達のことを
 言ってるみたいだな。

<マリレーフ城・ボス戦>
御竜氏フリアエ
「何故我々の邪魔をする?
 何が目的なのだ革命軍よ!
「我らは異端である神官戦士の
 排除を目的としている。
 …何故それを邪魔する・
「貴様達もそうなのか…?
 悪魔の力をもって、東方教会を
 支配する気でいるのかッ!
「…やはりそうなのだな?
 ケリコフ殿の言われた通りだ。

ユニットリーダー(男性)
「違うッ、東方教会の支配を
 企むのは中央だ!
「…奴らに騙されるなッ!
ユニットリーダー(女性)
「違うわッ、東方教会の支配を
 企むのは中央よ!
「…彼等らに騙されないでッ!

御竜氏フリアエ
「革命軍に属する者の言葉など
 信用できるか!
「虚言を吐き続ける異端者め。
 我が神の意志に従い、
 貴様等を打つッ!


(エウロペアのユニット)
御竜氏フリアエ
「きッ、貴様はエウロペア!!
 自ら出頭して来るとは…
「自責の念に駆られたのか?
 それとも、悪魔の力で革命軍を
 味方に付けたか?

星辰の騎士エウロペア
「違うッ! 悪魔の力など知らぬ。
 …私は真実を求めているだけ。
「何故、私達を追うのですか?
 貴女は何を知っているのですか?

御竜氏フリアエ
「私が何を知っているかだって?
 …いいわ、教えてあげる。
「オディロン配下の神官戦士団は、
 魔界の者と通じていた!
 これが真実! これが全て!
「さぁ、剣を取れッ!
 この戦いが答えを出してくれる。
 …全ては神の意志のままに!

(エウロペア死亡時)
星辰の騎士エウロペア
「疑惑も晴らせぬまま…
 こんなところで…?
「神よ…、あの子達に……
 …真実…を……



(戦闘後)

<A>エウロペア救出済
<B>エウロペア死亡 or 未発見時


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