64 Script "Chapter 2" 
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1・

マグナス
「俺は、私情を捨てる。
 …戦いが避けられない今、
「個人的な理由や、一時の感情で
 動く訳には行かない。
 …覚悟は出来ている。
「ただ命だけは…
 二人の命までは奪いたくない。
「出来る限りでいい…
 協力してもらえないか?

軍師ヒューゴー
「マグナス、
 我々の指揮官はお前じゃ。
「一体誰が、お前への協力を
 拒否すると言うのじゃ。
 …そうであろう?

(レイアがいる場合追加)
レイア
「聞くまでも無い事よ。

(ディオがいる場合)
ディオ
「とことん、
 付き合ってやるよ。

(ディオとレイアがいない場合追加)
蒼天騎士団戦士
「私はマグナスさんを
 信じていますから。

蒼天騎士団戦士
「最後までお供しますよ。

軍師ヒューゴー
「・・・決まりじゃな。
 それでは現状の確認をするぞ。


それでは説明を始めるぞ。

今回は、南西に位置する『セーレム』を
本拠地として行動することになる。

目標となるのは、本拠地から北に向かい
約1日の距離にある『西部城タルペイア』じゃ。

この城の制圧が今作戦の目的となっておる。

偵察部隊からの報告によると、
かなり大規模な部隊が、
こちらに向かって進軍を始めたらしい。

しかも、それ程の規模でありながら、
全く隊列を乱すことなく進んでおるのじゃ。
…恐らく西部軍の精鋭部隊であろう。

それだけでも十分に厄介なのじゃが、
他の部隊との連携をとられると、
こちらの状況は加速度的に悪化してしまう。

とにかく、この大部隊には全力であたり、
早めに潰しておくのが得策じゃな。


軍師ヒューゴー
「辛い戦いになるな
 …マグナス



<リライアンスの町駐留ユニットと接触>
西部軍戦士
「戦う事しか知らぬ野蛮人共め!
 …王子の崇高なる理想を、
「その実現を邪魔する物には、
 容赦などしないぞッ!
「いいかッ!
 命に代えてもユミル様を、
 アンキセス様をお守りするのだ!


<リライアンスの町>
若い女性
「…あぁ革命軍さん。…西部を、
 この地を滅ぼしに来たんですね?
「嘘つかないで…いいですよ。
 だって私たち、西部の民の想いを
 裏切ってきたじゃないですか…。
「あなた達の気持ち、分かるんです。
 思い通りにならないなら、その相手を
 消したい。…そういう気持ち…。
「…だって私、あなた達を殺したい。
 力があれば、あなた達を…、
 絶対に………許さない。


<イブギビック>
若い女性
「あなた達が悪いわけじゃない。
 皆、何かのせいにしたいだけ。
「あなた達が味方なら、
 今度は皆、中央の貴族たちを恨む。
 皆、心が弱いから…。
「何かに責任を押し付けなければ
 苦しすぎるから。
 でも、本当はそうじゃないよね。
「ユミル様は、それを理解出来る方。
 優しい方、必要な方なんです。
 どうか…ユミル様を…お願い。


<エロード>
酒場の親父
「西部の連中はユミル様を慕っている
 からなぁ。色々と言われたかい?
「アイツ等の言葉なんてのは所詮、
 力のない奴の、負け犬の遠吠えさ。
 気にするコトはない。
「アンタ達には人を屈服させるだけの
 力があるんだろ…。
 そいつでねじ伏せちまえばいい。
「なんだ、何、怒ってるんだ?
 アンタ達のやろうとしているのは、
 そういうコトだろう。


<シルヘット>
年輩の男性
「革命軍か…噂は聞いているよ。
 やはりユミル様と戦うのかい?
「オレは…アンタ達を応援するよ。
 アンタ達の革命は、目に見える形で
 成果を残してくれるからな。
「理想を掲げて、時間をかけて、
 世の中が正しくなったって…
 オレ達には仕方がない。
「オレ達に必要なのは、
 理想じゃなくて現実の変化。
 大切なのは…今の生活なんだよ。


<パルメル>
少女
「あなた達、
 ユミル様をどうする気!?
「南部の将軍と同じ様にするの?
 あなた達は人殺しだものね。
 …それが仕事なのよね。
「気に入らない奴がいたら、
 そいつは倒してしまえばいいと
 思っているのよね!
「いいわよ! やりなさいよ!
 西部の…ここに住む人たち
 全員を殺せばいいでしょ!!


<教示の地ボープデール>
シスター
「どうしても西部軍と戦いに
 いくのですね…。
「本当にそれでよいのですか?
 心に偽りはありませんか?
 神はすべてを見ておられます。
「私たちには…あなた達を止める
 力はありません。
 あとはただ…
「あなた達の心次第なのですが…。


<修魔の地カートライト>
老人
「…何もいわんでええ、わかっておる。
 …アンタ達だって辛いんだろう?
「何かを犠牲にしなければ、
 選られないこともある。
 …仕方のないことじゃよ。


<交易の地ティミンズ>
年輩の男性
「これが貴方たちの選んだ
 方法なのですね?
「和解の道を捨て、
 戦って勝利を得ることが
 革命への道なのですね。
「私は信じますよ…貴方たちを。
 ここまで来た貴方たちですから…
 ええ、信じます。
「…信じるしかないんです。


<紀律の地イグルーリク>
老人
「悲しいかな、
 …戦いは避けられんか。
「ユミル様は信じておられたのでは
 ないかな。…いや、今なお信じて
 おられると、わしは思うよ。
「おぬし達とならば和解出来ると…
 無駄な血は流さずにすむと!!


<バディン>
年輩の女性
「遂に来ちまったかい…、
 これも運命なんだね…。
「あんた達だって
 最初から戦いたかったわけじゃ
 ないんだろう?
「でも、もう戦いを
 止めるわけにもいかない…。
 辛いよねぇ。
 あんた達も…あたし達も…、
 …ユミル様も…。



<西部城タルペイア・ボス戦>

(初回が一般ユニットの場合)
王子ユミル
「…革命軍、
 遂にここ迄きたんだね。

ユニットリーダー(男性)
「ユミル王子…
 西部軍はもう終わりです。
「降伏してください。
 そうすればこの場は収まります。
 我々は貴方を傷つけたくない。
ユニットリーダー(女性)
「ユミル王子…
 西部軍はもう終わりです。
「降伏してください。
 そうすればこの場は収まります。
 私達は貴方を傷つけたくない。

王子ユミル
「何故、我々が戦わなければ
 いけなかった…?
「どうして革命軍は和解に
 応じなかった?
 目的は同じ筈ではないか?

ユニットリーダー(男性)
「今の革命軍の勢いは、
 簡単には止められません。
「革命への勢いを失う事なく、
 団結を保つ為には仕方なかった。
 …ご理解頂けませんか?
ユニットリーダー(女性)
「今の革命軍の勢いは簡単に
止められるものではありません。
「革命への勢いを失う事なく、団結を
 保つ為には仕方なかったのです。
 …ご理解頂けませんか?

堅牢地神アンキセス
「敵を用意しなければ、まとまる事も
 出来ぬのかッ、愚か者共め。

堅牢地神アンキセス
「…危険です、
 下がっていてください王子。

堅牢地神アンキセス
「行くぞ革命軍ッ、私を破らぬ限り
 貴様等に勝利は無いぞッ!


(初回がマグナスの場合)
王子ユミル
「…マグナス、
 遂にここ迄きたんだね。

マグナス
「西部軍はもう終わりだ。
 …ユミル、降伏してくれ。
「俺は君を傷つけたくない。
 さぁ、一緒に行こう。
 …父さんも一緒に。

王子ユミル
「何故、僕たちが戦わなければ
 いけなかった…?
「どうして革命軍は和解に応じ
 なかった? 目的は我々と
 同じではないのか?
「……マグナス……
 どうして僕の気持ちを
 分かろうとしないんだッ!?

マグナス
「…“西部軍を落とす”…
「この目標に向かい、突き進む
 革命軍の勢いは、簡単に止め
 られるものではなかった。
「仕方なかったんだ…。

堅牢地神アンキセス
「理想を実現する為には
 手段を選ばない…。
「革命軍など、
 所詮その程度の集団。

堅牢地神アンキセス
「…仕方が無い? …仕方が無いだと?
 お前達は都合が悪くなる度に、
「『仕方が無い』と言い続ける気か?
 …他人に責任を押し付け、
 自分達の行動を正当化する気か?
「幼いな、マグナス。
 そんな事では革命はおろか
 我々に勝つ事も出来はしないぞ!

王子ユミル
「二人ともやめてくれッ!
 親子で戦う理由がどこにある?
「これ以上僕を…
 もう僕を苦しめないでくれ……

堅牢地神アンキセス
「下がっていてください王子。
 …行くぞ、マグナス!

堅牢地神アンキセス
「父を越え、自らの道を
 切り開いてみせろッ!


(2回目以降がマグナスの場合)
堅牢地神アンキセス
「…来たか、
 マグナス。

マグナス
「父さん、俺達と一緒に行こう。
 …もちろんユミルも一緒に。

堅牢地神アンキセス
「馬鹿者!!
 お前は何を言っておるッ!
「私は、お前の父ではない。
 私は西部副将軍アンキセス!
 …そんな事も分からんのかッ!

マグナス
「分かっている。
 …でも、仕方なかったんだ!

堅牢地神アンキセス
「理想実現の為には手段を選ばない。
 革命軍など、所詮その程度の集団。

堅牢地神アンキセス
「…仕方が無い? …仕方が無いだと?
 お前達は都合が悪くなる度に
「『仕方が無い』と言い続ける気か?
 …他人に責任を押し付け、
 自分達の行動を正当化する気か?
「…幼いな、マグナス。
 そんな事では革命はおろか、
 我々に勝つ事も出来はしないぞ!
「父を越え、自らの道を
 切り開いて見せろッ!


(戦闘後)

『真の革命』

 アンキセスを破り、遂に西部城タルペイアを落
とした蒼天騎士団。傷付いたアンキセスは、ユミ
ル王子にマグナスと共に革命を目指す事を薦める
が、騎士ボルドウィンの手により、ユミル王子は
連れ去られてしまう。



王子ユミル
「アンキセスッ!
 …マグナス。

堅牢地神アンキセス
「強くなったな…
 マグナス。

堅牢地神アンキセス
「…よく聞け、
 マグナス。
「ユミル王子を革命軍へ連れて行け。
 開闢王の血を引く者として
 ユミルを掲げるのだ。
「そして、革命軍を変えろ。
 今のままでは、お前達は単なる
 反乱軍だ。

王子ユミル
「何を言い出すんだ
 アンキセスッ!

堅牢地神アンキセス
「私の言うことが分かるな?
 …逆らうだけではだめだ。
「上級民と下級民ではなく、
 間違った者と正しい者の対立と
 ならなければいかん…。
「王子、我が軍はこれまでです。
 マグナスと共に、
 残る兵達と共に革命軍へ……

騎士ボルドウィン
「…そうはさせんよ。

堅牢地神アンキセス
「………グわぁ!!

マグナス
「父さんッ!

騎士ボルドウィン
「ユミル王子は、我々冥煌騎士団が
 利用させてもらう。
「革命軍になど渡さんよ。

堅牢地神アンキセス
「お…、おのれボルドウィン。
 ローディスの傀儡め!

マグナス
「ユミルを放せッ!

冥煌騎士ボルドウィン
「…貴様がマグナスか。
 今はそこで吠えていろッ!
「後でたっぷりと相手してやる。

堅牢地神アンキセス
「……マグナス……

マグナス
「父さん!
 …黙って!!

堅牢地神アンキセス
「すまなかったな…
 マグナス。
「…お前には何一つ、
 父親らしい事をして
 やれなかったな。
「……あいつは…
 母さんは俺を恨んで
 いたか…?

マグナス
「そんな事あるわけないじゃないか。
 母さんは…、最後まで父さんの事を…

堅牢地神アンキセス
「…そうか。あいつにも
 すまない事をしたな…。
「マグナス、
 …王子を……
 ……ユミルを頼んだぞ。

マグナス
「分かったよ父さん。
 だから…もうしゃべらないで!

堅牢地神アンキセス
「…マグナス、
 誰よりもお前を…愛し…て…

マグナス
「…父さ…ん…?
 ………父さん?
 うあぁーーーッ!!


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