64 Script "Chapter 2" 
OpeningPrologueChapter 1Chapter 2Chapter 3Chapter 4


第11話 『亡国の戦士』



軍師ヒューゴー
「偵察部隊から、
 面白い情報が入ったぞ。
「ここの部隊を指揮しているのは、
 なんと、あのレイドらしい。
「あやつにしてみれば、
 お前には、煮え湯を飲まされた
 ようなものじゃからな。
「お前がいると知れば、
 本気で攻めて来るじゃろう。
 …因縁の対決といったところか。


それでは説明を始めるぞ。

今回は、東側に位置する『荒城ダンクワルト』を
本拠地として行動することになる。

目標となるのは、西に向かって
約1日半の距離にある『ブルグンド城』じゃ。

この城の制圧が今作戦の目的となっておる。

偵察部隊からの報告によると、西へ進むにつれ、
敵部隊の数は増加しているそうじゃ。

特にその数を守備に利用しており、
中央の拠点では、複数部隊による堅固な防御陣を
敷いているという。

これを打ち破るにはコツがいりそううじゃな。

また、敵は積極的に進軍しようとはせず、
各拠点をよりどころにして、
我々の動きをうかがっているようじゃ。

先程も言ったように、
敵部隊を指揮するのは、あのレイド…。

目的のためには手段を選ばぬ男だからな、
細心の注意を払うべきじゃぞ。

…既に気付いているとは思うが、
敵は、より強力なクラスの戦士たちを戦いに
投入して来ている。

彼らは優れた能力を持つ、手強い相手じゃ。
だからと言って決して勝てぬ相手ではないぞ。

無用な戦いは避け、劣る部分をチームワークと
知恵でカバーすれば良いだけじゃからな。


軍師ヒューゴー
「西部軍は、この先のソアソン台地
 にある古城を本陣としておる。
「ここは単なる境界地域。敵の侵攻
 を阻止するには、この地を越えて
 本陣を落とす必要があるぞ。



<最初にグラップラーがいるユニットと接触時>
西部軍騎士
「さぁ、お前達…
 あいつらを倒すんだ!
「傷付く事を恐れるなッ!
 死を恐れるなッ!
「お前達が生き延びるには、
 あいつらを倒すほかに
 道はないのだぞ!
「さぁ、行けッ!!

<荒遊の地トゥブルク>
年輩の男性
「何故、第二王子のユミル様が
 西部将軍になったのか?
「王族が地方を治める将軍になると
 いうのは、よくある話だが…
 これには裏があると思わんか?
「西部はローディス教国に面している。
 王子様がそこで将軍をしているって
 ことは…いわば人質じゃないか?


<イドフ>
少女
「この地を越えれば、そこは西部
 ウェンティヌス地方になるの。
「西部を守護するのは、ユミル将軍
 指揮する西部軍よ。南部のように
 カンタンにはいかないと思うわ。
「…まぁ、そう言っても
 戻る気なんてないのでしょうね。


<レホボス>
老人
「西部も、南部のように
 戦乱の地になってしまうのかねぇ。
「ユミル王子には期待していたんだが
 やはり中央の貴族たちがいる限り、
 何をしても無駄なのかねぇ。

<交易の地エルゴレア>
年輩の男性
「ユミル様が西部将軍に就任し、
 西部も結構安定していたんだが…
「良くも悪くもアンタ達、
 革命軍の活動が勢いづいている
 せいか…
「それともローディスの思惑か…
 なにやら西部地域も
 騒がしくなってきたようだな。
「まぁ、西部は元々ローディスにも
 近いからね。いつかはこんな争いに
 巻き込まれると思っていたさ。


<宿場町フントゥア>
酒場の親父
「南部の次は西部か…。
 …あとは、東方と中央…。
「なんで先に西部を目指すんだ?
 会いたい友達でもいるのか?
 …なんてな。


<工業の地ハライブ>
年輩の男性
「むかし、西部軍はパラティヌスで最も
 軍備を重要視されていたんですよ。
「でも、ローディスの攻撃により壊滅。
 再編成された今の西部軍にとっては、
 採掘場の監督が主な仕事ですね。
「本来、国を守るべき彼らの仕事が、
 採掘場の監督業務だなんて…。
 おかしな話じゃないですか、ねぇ。


<タザの村>
年輩の女性
「活躍するのは良いけどさ、あんまり
 目立つとローディスにバレるよ。
「ニルダム王国の二の舞いにならない
 ように気をつけておくれ。あんた達
 だけの問題じゃなくなっちまうんだ。


<ブルグンド城ボス戦>
(1回目共通)
中央騎士レイド
「裏切り者共ッ、自分達が何をして
 いるか分かっているのかぁ?
「我々ばかりか、ローディスまでも
 敵に回したのだぞ。まだ自分達に
 勝ち目があるつもりか?
「それに見ろこいつらを…。
 こいつらを戦いに駆り出したのは
 お前達革命軍だ!!
「自分達の事ばかり考えてないで、
 少しは周りの事も考えてやったら
 どうなんだ。あァ?
ユニットリーダー(男性)
「何故お前にそんな事が言える!
 …弱者にすべてを押し付け、
「自分達は何もしようとしない。
 おいしい所にだけ手を出す。
 …お前達はいつもそうだ
ユニットリーダー(女性)
「何故あなたにそんな事が言える!
 …弱者にすべてを押し付け、
「自分達は何もしようとしない。
 おいしい所にだけ手を出す。
 …あなた達はいつもそうよ。
中央騎士レイド
「…お前達も一緒だという事が、
 分かっていないのか?
「不幸の原因を、全て我々に被せて
 いるではないか! 全てを我々に
 押し付けているではないか!
「不幸ヅラをして何もしない。
 口を開けば我々に対する不満…。
 これは全てお前達の事だ…。
「自分達の無力さを知れ!
 自分達の身勝手さを、
 愚かさを受け止めるがいいッ!!


(2回目以降マグナスの場合)
マグナス
「そこまでだ、レイド卿!
 今度こそお前を止めて見せるッ!

(『革命軍』で「俺にはできない」)
中央騎士レイド
「俺を『止める』だと〜?
 フンッ、笑わせるな!
「お前に何が出来る?
 大局を見定める事も出来ず
 非情にもなりきれぬ。
「キレイごとばかり並べて、
 満足しているガキめ。
 …お前は親父と一緒だよ。

(『革命軍』で「………」)
中央騎士レイド
「俺を『止める』だと〜?
 フンッ、笑わせるな!
「自分の意見も持たず、
 ただ流されるままに革命軍に
 参加したお前に…
「何が出来るッ!
 逃避しか出来ぬガキめ。
 …少しは親父を見習えよ。


マグナス
「黙れッ!
 父さんは関係ない!
「行くぞレイドッ
マグナス
「黙れッ!
 父さんは関係ない!
「行くぞレイドッ

(戦闘後)
中央騎士レイド
「今日のところはこれ位にしといて
 やるが…
「忘れるなぁッ!
 この国に戦いを呼び込んだのは、
 貴様等だ!
「ローディスを…、ボルマウカ人共
 を巻き込んだのは貴様等だ!
 良く覚えておけッ!!


▲ BACK to #10  ・ ▼ NEXT Story #12
▲ Ogrebattle 64 ScriptのTOP▲ Ogrebattle 64の表紙へ戻る▲ TacticsOgreDatabaseの表紙へ戻る
Ogrebattle 64