64 Script "Chapter 1"
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Prologue
Chapter 1
Chapter 2
Chapter 3
Chapter 4
第9話 『南部独立』
軍師ヒューゴー
「中央はダーダネルスでの援軍全滅を、
南部軍の反乱と受け取ったようじゃ。
マグナス
「南部軍は…、将軍は中央の指示に
従っていたのではないのか?
軍師ヒューゴー
「ゴデスラス将軍があの化け物を
利用した理由は分からんが…
「中央がローディスの目を気にして
いる事は確かじゃな。
「あの様な化け物を使役している事
が知れたら、異端、邪教崇拝国と
取られても仕方ないからのぉ。
「南部軍全てを切り捨て、
中央は無関係である事を強調…
と、いった所ではないか?
マグナス
「……切り捨てか…。
軍師ヒューゴー
「他の部隊は、あの化け物が引き起こ
した混乱収拾の為に行動中じゃ。
「デスティン殿を含め、大半が各地へ
散っておる。…南部軍との決戦、
誰も当てには出来んぞ。
それでは説明を始めるぞ。
今回は、南に位置する『アラーダの町』を
本拠地として行動することになる。
目標となるのは、本拠地から北に向かって
約半日の距離にある『南部城アッカ』じゃ。
この城の制圧が今作戦の目的となっておる。
進軍ルートは、目標地点『アッカ城』…
北へ向けての前進しかないじゃろう。
小細工は効きそうにない。
…とはいえ、城の前にはかなりの数の敵部隊が
配備されているようじゃ。
不用意に攻撃を仕掛ければ、
手痛い反撃を受ける事は間違いない。
敵が攻めて来るのを待ち、それに合わせ迎撃。
そうやって敵の戦力を徐々に削っていくのが、
得策じゃろうな。
軍師ヒューゴー
「中央に見放されたとはいえ、
この戦力は馬鹿には出来ぬ。
「ゴデスラス将軍の動向も非常に
気掛かりじゃ。
…油断は出来ぬぞ。
マグナス
「…理由はともかく
我々にとってはチャンスだ。
「革命軍を支持してくれる人々…
そして俺達を受け入れてくれた
革命軍の期待に応えたい。
「気を引き締め戦いに臨むよう、
皆に伝えてくれ。
軍師ヒューゴー
「うむ。
<ボエンデ>
老人
「若いもんはええのぉ、
希望に満ち溢れておる。
「そうさ、時代はいつでも
若者のために用意されている。
変えるがいいさ、この世界を。
「おぬしらの好きなようにな。
…皆の評価は結果に現れる。
そのことだけは忘れんようにな。
<ジオヘルの村>
少女
「知ってる? 口にしただけで強くなれ
る不思議な果実があるんだって。
「…でも、口にした人はみんな、
頭がおかしくなっちゃうらしいわ。
<エデッバ>
年輩の男性
「貴方たちはいいですね。
自分に正直にいきている。
「力がないから…
それほど苦しくないから…そう言って
私は自分に嘘をついている。
「今の私には何も出来ませんが、
自分に気持ちだけには正直になろうと
思います。…頑張ってください!!
<交易の地ワーツァ>
酒場の親父
「一杯やっていけよ、ツケでいいさ。
「お代はあんたらがこの国を変えた時…
革命成功後の出世払いってコトに
しといてやるよ。
<紀律の地ナローク>
年輩の女性
「ついにここまで来たんだね。
まったく驚かされちゃうよ。
「せいぜい頑張りなさいよ。
そして南部を…
パラティヌス全体を革命して、
「また私を驚かせてくれ。
<南部城アッカ・ボス戦>
南部将軍ゴデスラス
「クソッ、なんという事だ。
「ワシまでが反乱分子
呼ばわりされるとは…
騎士ボルドウィン
「お前の出世もここ迄か…。
お前にしては上出来ではないか。
南部将軍ゴデスラス
「ボルドウィン殿ッ!!
これは一体どういう事なのですッ?
南部将軍ゴデスラス
「まさか…ワシを……
ワシを騙したのかッ!?
騎士ボルドウィン
「騙してなどいない…
お前はチャンスを得たであろう?
「人をも凌ぐ軍団を手にしながら、
お前がそれを活かせなかったという
だけではないか?
南部将軍ゴデスラス
「あんなおぞましいモノの為に…
ワシは家族を…!!
騎士ボルドウィン
「黙れッ、家族を犠牲にする事を
決断したのはお前であろう!
「自分の保身の為に家族を犠牲に
しておきながら、この期に及んで
恨み言かッ!
騎士ボルドウィン
「所詮、お前はその程度の男だった
ということだ。
「だが、お前の存在も無駄ではない。
我々にとって非常に有益な研究対象
だったよ。
「貴様のように“欲望”の小さな者が、
魔界の果実から得られる力は、
微々たるものと分かったからな。
騎士ボルドウィン
「…私はそろそろ失礼するよ。
「我々の様な優れた者の導きがなければ
何も出来ぬと気付いたか?
…悔しいか?
「その怒りをもって戦うがいい。
革命軍相手に一矢報いてやるがいい!
…お前も力を手に出来るかもな?
◆
(初回がマグナスの場合)
南部将軍ゴデスラス
「マグナス、お前が
あの時裏切りさえしなければ…
「ワシの人生は何だったのだ?
やっとの思いで、ここ迄辿り
着いたというのにッ!!
「ワシの苦しみが分かるか!?
自分の家族を犠牲としても、
守りたいものがあるかッ!
南部将軍ゴデスラス
「ウォーッ!!
◆
(マグナスが2回目以降に接触した場合)
マグナス
「ゴデスラス将軍ッ!
…正気を取り戻すんだッ!
南部将軍ゴデスラス
「マグナス、
ワシはお前が憎い…
「全てに恵まれたお前に、
ワシの苦しみが分かるか?
…殺してやる!
「ワシの妻と同じように、
可愛い娘達と同じように
弾け飛ぶがいいィーーッ!
◆
(通常ユニットが最初に接触した場合)
南部将軍ゴデスラス
「蒼天騎士団、貴様等が
あの時裏切らなければ…
「ワシの人生は何だったのだ?
やっとの思いで、ここ迄辿り
着いたというのにッ!!
「ワシの苦しみが分かるか!?
自分の家族を犠牲としても、
守りたいものがあるかッ!
南部将軍ゴデスラス
「ウォーッ!!
(戦闘後)
南部将軍ゴデスラス
「ワシはもっと…
…上に行く…の…だ……
『喜びの声』
南部地域の解放を果たした革命軍であったが、
残る多くの問題を前にマグナスは不安を隠せない。
そんなマグナスに対し、フレデリックは自らの正
しさを信じる事を説く。
明星のフレデリック
「良くやってくれた、
…マグナス。
マグナス
「フレデリックさん…
これで良かったのですか?
「我々は多くの人々を傷付け、
その上、自国やローディスをも
敵に回してしまいました。
「今後は被害もより大きなものと
なるでしょう。
…それだけじゃありません。
「あの化け物共の正体も、未だに
分かっていない。
…全てが謎のままです。
「俺達に…
革命軍にそれら全てが解決
出来るのでしょうか?
明星のフレデリック
「…確かに我々だけでは荷が重い
かもしれない。
「しかしなぁマグナス、
大事なのはそれに立ち向かう事
ではないのか?
「君は困難な問題を前にしたら、
何もしないのか? 解決出来る
と思ったら行動するのか?
「全て…
今はまだ分からない事だろう。
明星のフレデリック
「聞こえないか、マグナス?
…皆の喜びの声が。
「今分かる事は、皆のあの喜びの声が、
あの喜びの声の大きさが、
我々の行動の結果という事だけだ。
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