Chapter 2 思い通りにいかないのが世の中なんて割り切りたくないから(B Side) 
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Chapter-2


思い通りにいかないのが世の中なんて
割り切りたくないから

B Side




<A Side>

港町アシュトンゾード湿原ボルドュー湖畔タインマウスの丘クリザローの町クァドリガ砦ダムサ砦(進んだ場合)→ 港町ゴリアテ

<This Side>
ボード砦(コリタニ城)古都ライムゴルボルザ平原(コリタニ城)→ アルモリカ城
◆ボード砦の女戦士

<A>システィーナがいる
<B>システィーナがいないがフォルカスがいる
<C>システィーナ・フォルカスがいないが、バイアンがいる場合
<D>ヴァレリア解放戦線のメンバーがだれもいない

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◆バルバトス枢機卿の最期<ウォーレンレポートのみ>

 スウォンジーの森で大勝利をおさめたウォルスタ解
放軍は、一気にコリタニ城を攻めた。足並みのそろわ
ないガルガスタン軍に対し解放軍は圧倒的な軍勢をも
ってこれを陥落させた。囚われたガルガスタン側指導
者のバルバトス枢機卿は翌朝、処刑された。


ロンウェー公爵
「皆の者、見よッ、朝が来たぞ。
 我等の勝利を祝う朝だッ!!
「昨日まで続いていた暗黒の時代は
 ようやく終わりを告げる…、
 この男の死によってだッ!!

ウォルスタ人の若い男
「我等ウォルスタの積年の恨みを
 思い知れーッ!

ウォルスタ人の年配女性
「あたしの息子を殺したガルガスタンの
 悪魔を殺せーッ!

ガルガスタン人の老人
「我々の名誉を傷つけたオウガの末裔よ。
 地獄へ堕ちろーッ!

ロンウェー公爵
「聞いたか、バルバトス? 貴様は
 同胞からも嫌われているようだな。

バルバトス枢機卿
「………。

ロンウェー公爵
「皆の者、静まるがよい。
 皆の気持ちはよぉくわかった。
「我がウォルスタの同胞よ。
 我等の苦しみはすべてこの男によって
 引き起こされた災いであった。
「友であるガルガスタンの民よ。
 我々はすべての恨みをこの男の血で
 あがない、水に流すとしよう。
「すべての争いはこれで終わりにしよう。
 ウォルスタとガルガスタンは今日から
 同じ国の民なのだから。

神父
「…汝、神の子よ。
 最期に言い残すことはあるか?

バルバトス枢機卿
「ふはは、すべての戦いは終わっただと?
 ふははははは、愚かなやつらめ。
「争いを始めたのは私ではないぞ。
 貴様ら、すべての人間だッ。
 貴様らが私に争いを始めさせたんだぞ。

ロンウェー公爵
「黙れッ! この期に及んで
 自分の罪を民のせいにするかッ!

バルバトス枢機卿
「哀れだぞ、ロンウェー。
 貴様も私と同じだ…。
「ぐうたらで、不満ばかりを口にし、
 自分では手を汚さない…。
 それが民衆というもの。
「ロンウェー、貴様は民を手中に
 収めたと思っていよう…。
 しかし、それは見当違いだ。
「手のひらで踊っているのはこいつらでは
 ないぞ。私と貴様だ…。この私の姿は
 貴様の未来の姿なのだ。ふはははは。

ロンウェー公爵
「ええい、もうよいッ。やれッ!

バルバトス枢機卿
「哀れだ、哀れだぞ…、ロンウェーよ。
 ふはははははは…。
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■古都ライム  ザパン (バーサーカー)所属:賞金稼ぎ

デニム
「…よし、誰もいないようだ。
 姉さん、大丈夫だよ。

デニム
「おまえはザパンッ!

ザパン
「本当にオレはラッキーな男だぜ。
 おまえと再会できるなんてな。

カチュア
「しつこい男ね! その不細工な顔、
 出来れば二度も拝みたくなかったわよ。

ザパン
「そう、つれないことを言うなよ。
 仲良くしようぜぇ。

デニム
「また、ワナにかかったのか!?

ザパン
「そんなことはねぇよ。だから言ったろ。
 オレはラッキーな男だってなぁ。
「さて、うるさい聖騎士が出てくる前に
 その首をいただこうッ!
 かかれっ、ヤローどもッ!!

ザパン<HP減少時>
「くそっ、てめぇら強ぇなッ。
 首をとるどころの話じゃねぇぞ。

ザパン
「ん!? なんのさわぎだ?


◆ライム炎上

 バルバトス枢機卿の死とガルガスタン王国の滅亡を
受け、バクラム軍が侵攻を再開した。南下作戦のター
ゲットは古都ライムである。解放軍の主力がコリタニ
城に集まっている隙を狙った行動であったが、ライム
にはゼノビアの聖騎士達がいた。


暗黒騎士バルバス
「よしッ。進めーッ!」

聖騎士ランスロット
「やめろッ! これが貴公らローディスの
 やり方なのかーッ!

暗黒騎士バルバス
「それはゼノビアの紋章ッ!!
 おまえが聖騎士ランスロットか!
「会いたかったぞ、ランスロット!
 ハイランドを撃ち破りしその力を
 このオレに見せてみろッ!!

聖騎士ランスロット
「望むところッ!
 わが剣を受けてみよッ!!


デニム
「ザパンッ、どこへ行ったーッ!

カチュア
「デニムーッ!

デニム
「姉さんッ。どこだ、どこにいるんだ!?

カチュア
「ここよーッ! デニムッ!

ザパン
「残念だったな、デニムッ。
 もうひと息ってとこだったのにな。
「カチュアはオレがあずかるぞお!
 返して欲しくばアルモリカ城まで
 来るんだなッ!! 待ってるぞ!

デニム
「待てッ! ザパンッ!
 姉さんを返せーッ!

デニム
「おまえは……!

暗黒騎士マルティム
「なんだ、小僧。俺に用事か?

デニム
「ギルダスさんッ!!

騎士ギルダス
「ローディスの暗黒騎士よッ。
 貴様の相手はこっちだッ!!

暗黒騎士マルティム
「ゼノビア人に何ができるッ!?
 ひ弱な騎士よ、かかって来いッ!

ザパン
「もたもたするんじゃねえッ!

カチュア
「デニムーッ!

デニム
「姉さーんッ!!

騎士ギルダス
「デニム、行けッ!!
 早く追うんだッ!

暗黒騎士マルティム
「なめたマネしやがって…。
 俺様の奥義を味わってみるかッ!

騎士ギルダス
「早くッ! 行けッ!

暗黒騎士マルティム
「くらえッ!
 フローヴェノムッ!!

騎士ギルダス
「グホッ!

→Next map is "Gorbolza Plaon"
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■ゴルボルザ平原  毒牙のラミドス (サモナー)所属:賞金稼ぎ

毒牙のラミドス
「おやおや、賞金首の小僧が
 ほんとうにやってきたわい。
「賞金稼ぎも長いと疑い深くなるけど、
 たまにはザパンの言うことも
 信じてみるもんだねぇ。
「あんたも若いのに苦労して気の毒だが、
 こっちも生活がかかっているんでねぇ。
 堪忍しておくれよ。


毒牙のラミドス<死亡時>
「あんたみたいな子供にやられるとは、
 ずいぶんと焼きがまわったもんだ…。

→Next map is "Castle Armorica"
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◆コリタニ城

ロンウェー公爵
「どうした、そうぞうしいぞ。

解放軍兵士
「一大事です。バクラムが、バクラム軍が
 侵攻を開始しましたッ!

ロンウェー公爵
「な、なんだとッ! そんなバカな…。

解放軍兵士
「本当です。バクラム軍と古都ライムにて
 交戦中とのこと。

ロンウェー公爵
「ライムが落ちたのかッ?

解放軍兵士
「いえ、ライムに駐留していたゼノビアの
 聖騎士殿のお力により、
「それ以上の進軍を防いでいるご様子。
 しかし、それも時間の問題とかで、
 至急、援軍を願うとのこと。

ロンウェー公爵
「わかった、レオナールを呼べッ!

解放軍兵士
「レオナール様はアルモリカへ
 お発ちになりましたが…?

ロンウェー公爵
「そうであった。…ならば、レオナールへ
 書簡を届けるとしよう。
「早馬を走らせる。使いをよこせ。
 そして、足の速い馬を用意しろ。
 コリタニで一番早い馬だッ。

解放軍兵士
「ハッ。かしこまりました。

ロンウェー公爵
「くそっ。どういうつもりだ、
 ローディス人めッ!

ロンウェー公爵
「…バルバトスがいなくなり、これで
 密約も不要になったということか?

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■アルモリカ城城門前  ザパン (バーサーカー)所属:賞金稼ぎ

ザパン
「やっぱり来やがったな。さすがだぜ。
 ラミドスなんか屁でもねぇよなぁ。

デニム
「ザパンッ、姉さんはどこだッ!

ザパン
「この城の中だよ。返して欲しけりゃ
 力ずくで奪ってみろよ、ってヤツかな。


ザパン<HP減少時>
「畜生ッ! なんてこったい。
 こうなったらカチュアを使って…。

デニム
「待てッ! ザパンッ!
 姉さんを返せーッ!


■アルモリカ城城内  ヴァイス (ニンジャ)所属:ウォルスタ解放軍

デニム
「ザパンッ! ヴァイス、おまえ…!?

ザパン
「て…、てめぇ…、裏切る気か…。
 こんなことを…しやがって…。

ヴァイス
「バカ野郎め、人質ってのは
 もっと有効に使うもんだよ…。

ヴァイス
「さあて、デニム。
 今度はおまえの番だ。

デニム
「ヴァイス、姉さんはどこだッ!

カチュア
「デニムーッ!

デニム
「ヴァイス、姉さんを放せ!

ヴァイス
「返してやるさ、
 俺との決着がついたらなッ!

デニム
「本気か、ヴァイス?
 僕たちは…

ヴァイス
「やかましいッ! ごたくは十分だッ。
 さあ、かかってこいよ。一騎討ちだぜ。


デニム<AT>
「ヴァイス、どうして僕らが
 戦わなきゃいけないんだッ!

ヴァイス
「どうして、おまえだけが
 ちやほやされるんだ?
「ガキの時からそうだった…。
 おまえはいつもみんなから可愛がられ
 俺はいつも除け者にされてきた。
「その違いはなんだと思う?
 みんな親父のせいだ!
 そう思わないか?
「おまえの親父は神父だが、
 俺の親父はただの飲んだくれだった。
 最低のヤローだったぜ。
「だけど、なんで俺がきらわれるんだ?
 そんな理由で? 俺とおまえに
 どんな違いがあるっていうんだ!

デニム
「それはきみの思い過ごしだよ。
 僕らは親友だったじゃないか!


デニム<AT>
「僕らは親友だったんだ。
 それなのにいったいどうして?

ヴァイス
「おまえがそう思っていただけだッ!
 俺はおまえなんか大ッきらいだ。
「俺はおまえがうらやましかった…。
 皆から好かれ、人のいい親父と
 美人でやさしい姉キ…。

デニム
「姉さんはきみのことを僕と同じ
 弟だと思っているよ。

ヴァイス
「ウソだーッ! おまえは知らないんだ。
 カチュアは違うッ!
「カチュアが見ているのはおまえだけだ。
 俺なんかどうでもいいと思ってる。
 わからないのか? 「カチュアはおまえの親父ですら
 きらっていたんだ。カチュアが
 愛しているのはおまえだけだッ!


デニム<AT>
「いまからだっていいじゃないか。
 もう一度親友に戻ろうッ!

ヴァイス
「ふざけるなッ!
 おまえは裏切り者だッ!
「今の俺には仲間がいる。
 公爵だって、レオナールだって
 俺を当てにしてくれている。

デニム
「違うッ! 利用されているだけだ。
 価値がなくなれば殺されるだけだぞ。

ヴァイス
「それが仲間ってもんさ。
 俺はおまえみたいなガキじゃねぇ。
「ガキのおままごととは違うんだよ。
 利用しているのは俺の方さ。
 仲間にしてやっているんだ、俺がッ!


騎士レオナール<ヴァイスHP0時>
「やめろッ、二人ともッ!!
 やめるんだッ!

ヴァイス
「レオナール、なぜ止めるッ!

騎士レオナール
「今がどういう状況かわかっているのか!
 頭を冷やせ、ヴァイスッ!

ヴァイス
「こいつを殺せって言い出したのは
 あんたらじゃないかッ! 今さら…。

騎士レオナール
「いいから私の話を聞けッ!
 デニムも聞いてくれ。

騎士レオナール
「古都ライムが落ちたッ!
 バクラム軍がここへやってくるぞッ!

デニム
「そんな! ランスロットさんは?
 そんなバカなことって…!!

騎士レオナール
「聖騎士殿がどうなったかは知らん!
 死んだのか逃げたのかもわからん。
「とにかく、これ以上、同胞同士で
 争っている場合じゃない。
 単刀直入に言おう。
「デニムよ、公爵様に従えッ。
 これまでのことは水に流そう。
 戦うべき相手は他にいるッ!

ヴァイス
「そんなバカなッ!
 俺は認めん、認めんぞッ!

騎士レオナール
「いい加減にしろッ、ヴァイス。
 私の言うことがきけないのかッ!?

騎士レオナール
「デニム、きみの理想は何だ?
 …いいや、私にはわかっている。
「しかし、理屈では人は動かない。
 どんなに崇高な理想だって実現されなけ
 ればただの夢で終わってしまう。
「夢で終わっていいのか?
 父親の仇を討つんじゃなかったのか?
 なぁ、もう一度手を組もうッ。

!シナリオ分岐

<選択1> 「確かに争っている場合じゃない。(解放軍に復帰)
→Nルート すくいきれないもの

<選択2> 「それは絶対にできない。(独立)
→Cルート 駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚

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End of Chapter 2