64 Script "Chapter 4"
Opening
Prologue
Chapter 1
Chapter 2
Chapter 3
Chapter 4
軍師ヒューゴー
「今作戦は攻城戦となる為、
レギオンの派遣は出来ない。
「心配せんで良い。
全体にレギオンの解隊を通達
しておいた。
マグナス
「済まないな、ヒューゴー。
軍師ヒューゴー
「気にするな。
…現在の状況を確認するぞ。
それでは、攻城戦の説明を始めるぞ。
今回の攻城戦に際し、
城の南西に仮説の本拠地を設置してある。
目標は本拠地の北東、三重に構える城壁を越えた
先にある『ウィニア城』じゃ。
この城を制圧、禁呪の使用を阻止することが、
今作戦の目的となる。
初めての攻城戦となるが、
これは要塞攻略と同じものと考えて良い。
しかし、伊達に王都と呼ばれている訳ではない。
その規模たるや要塞の比ではないぞ。
城門ひとつ取っても、その数は相当なもの。
当然、侵入者に備え、
随所で敵の見張りが巡回している筈。
進軍ルートをしっかりと決め、
それに従い一気に攻め入るべきじゃろう。
この広い城下、無計画な進軍は余計に時間を
費やしてしまうばかりか、戦力の消耗や兵の疲労
を招くぞ。注意するようにな。
要塞攻略同様、城壁内に解放すべき拠点は
存在せん。また、拠点での回復は可能じゃが、
複数の部隊を集めても再編成は出来んからな。
軍師ヒューゴー
「今は戦いに集中するんじゃ。
…良いな、マグナス?
<天主・金剛殿>
対プロカス王
◆
マグナスのユニット
マグナス
「プロカス王よ、もう終わりだ。
今ここで貴方を倒す!
狂王プロカス
「ついに我の前に姿を現したな、
全ての元凶めッ!
「…貴様がいなければ、
貴様があの時、ユミルの前に
飛び出してこなければ…
「今頃アムリウスに王位を譲り、
静かな余生を過ごせていたのだ!
マグナス
「勘違いするなッ!!
この状況を生んだのは…
「プロカス王!! 貴方だッ!
王としての責務を何一つ果たせぬ
貴方が生み出したものだッ!
「狂王よ、覚悟するがいいッ!!
◆
アスナベルがいる場合
猛将アスナベル
「王よ! …私は貴方に仕える
騎士でありました。
「まさか、こうして貴方と戦う
事になろうとは、夢にも思い
ませんでしたよ。
狂王プロカス
「フン…、騎士の誓いも、
堕ちたものだ。
「最後まで主君の為に戦うのが、
騎士ではないのか!?
猛将アスナベル
「残念ですが、貴方の前を去ったのは
私だけではありません。
「そして、民も騎士も決して主君の
奴隷ではありません。
…勘違いしないで頂きたいッ!
「騎士の誓いはこの国に捧げたもの。
冥い感情に支配された狂者に、
捧げたつもりはないッ!
◆
デスティンがいる場合
◆
エウロペアがいる場合
星辰の騎士エウロペア
「王よ、民の心はすでに
離れております。
「ここは潔く退位されよ!
狂王プロカス
「黙れッ! 黙れッ!!
裏切り者の神官戦士めッ!
「私は王、この国の王であるぞ。
民も国も大地も、
全て私のものだったのだ。
「…私のものである民が反乱を
起こし、外の国の者が私の国を
奪おうとしたのだ。
「それら全てを粛清する。
神の力“禁呪”でなッ!
星辰の騎士エウロペア
「させませんッ!
禁呪など使わせません!
「バーサ神に愛された大地を、
貴方の欲望で穢すのですか?
「王よ…、貴方に王としての
誇りはあるのですか?
星辰の騎士エウロペア
「神官戦士長エウロペア。
神に仕える戦士として、
「貴方の奸計、断たせて頂く。
◆
一般ユニット
狂王プロカス
「もう遅いぞ革命軍共ッ!
貴様等もローディスも終わりだ。
「禁呪の放たれた大地に立つのは、
我々王家の者のみ。
神の祝福を受けた一族だけだ。
ユニットリーダー(男性)
「それではローディスの支配と
何も変わらないッ
ユニットリーダー(女性)
「それではローディスの支配と
何も変わりはしないわ!!
狂王プロカス
「優れた者が、強い者が世界を治める。
…真理であろう?
「ローディスの言いなりにも、
貴様等の反乱などにも巻き込まれず、
この世界に君臨出来た筈が…
「過ぎた事を悔いても仕方ないな。
…我々の計画、邪魔はさせぬぞッ!
(戦闘後)
狂王プロカス
「おのれぇ…
しかしもう遅いぞ。
「さぁ、禁呪の発動だッ!
『禁呪』
蒼天騎士団に敗れた狂王プロカスは、禁呪を頼
りにユミル王子の下へと敗走する。しかし、ユミ
ルには禁呪を使う意志など無かった。
ユミルの真意も理解できぬまま、プロカスは異界
へと葬り去られる。
狂王プロカス
「禁呪は…
禁呪の発動はどうしたッ!?
王子ユミル
「申し訳ありません父上…
「私が禁呪を放つ相手とは、
革命軍ではありません。
…それに革命軍が、
「マグナスが
ここにいては、
禁呪など使えません。
狂王プロカス
「何を言っているユミル!
禁呪だッ、革命軍とローディスを…
王子ユミル
「あなたでは、私の計画を
止める事はできません。
「……さようなら…
………………父上……。
王子ユミル
「……僕を止められるのは…
◆
マグナスのユニット
マグナス
「……ユミル…
本当にユミルなのか?
天荒王ユミル
「…どうしてここへ来たんだ?
マグナス
「待て、ユミル!!
俺達が戦う必要があるのか?
「……君は…
暗黒道に堕ちてしまったのか?
天荒王ユミル
「マグナス、
…もう遅いよ。
「君の為だけに、
計画を変更する訳には
いかないんだ…。
マグナス
「禁呪を使う事が…、逆らう者全てを
排除するのが君の目的なのか…?
天荒王ユミル
「そうだとしたら…?
マグナス
「…させないッ!!
「君にそんな事をさせる
訳にはいかないッ!
天荒王ユミル
「ならば、僕を止めてみろ。
…止めてみせろッ!!
◆
ディオがいる場合
◆
レイアがいる場合
レイア
「ユミル王子、貴方は本当に
禁呪を使う気なのですか?
「ここで禁呪を使われたら、
もう二度と後戻りは出来なく
なるのですよ?
「暗黒道も、究極の力も、
民にとっては人智を超えた力…
「それは、恐怖以外の何ものでも
ありません。
天荒王ユミル
「シルヴィス伯のご令嬢だね。
…貴女は昔から聡明だった。
「僕は分かっているよ。
禁呪の威力も、それを使う事の
恐ろしさも…。
「でも、この国を変える為には
これしか無いんだ。
……僕にはこれしか…。
レイア
「王子…
私が貴方をお止めします。
「貴方をこの大地の破壊者には
させませんッ!
◆
一般ユニット
天荒王ユミル
「革命軍…。君達はまた僕の前に
立ち塞がるんだね。
「でも…
もう僕の邪魔はさせない…。
天荒王ユミル
「伝説の開闢王が手にしたのは、
暗黒道の力ではない…。
「あれは究極の力なのだ。
僕が得た力もそれと同じ…
…成そうとしている事も……
「僕はこの力で目的を達成する!!
誰にも邪魔はさせないッ!
(戦闘後)
『約束』
蒼天騎士団との戦いに敗れたユミルは、自らの
命を犠牲に、全ての悪意を消し去ろうとしていた
事を明かす。マグナスの説得に心を動かすユミル
であったが、突如現れたゼーダの剣がその胸を貫
いた…
マグナス
「……ユミル…。
侍女マーリ
「…待って下さいッ!
「ユミル様は暗黒道などに
堕ちてはいません!
マグナス
「…君は?
侍女マーリ
「ユミル様の身の回りの世話を
している者です。
「…ユミル様はこの国の為に、
ご自身の運命を受け入れ、
究極の力を手にしたのです。
マグナス
「…究極の力。
それは魔界の力では、
「暗黒道に堕ちた者が、
手にする力ではないのか?
侍女マーリ
「それは誤解です。
ユミル様が手にした力こそ、
「真の究極の力。
…ユミル様はダニカ神の……
天荒王ユミル
「やめろマーリ、
…僕が話す。
天荒王ユミル
「マグナス、
僕は契約の子だったんだ。
マグナス
「…契約の子!?
天荒王ユミル
「はるか昔…
魔界の女王と化したダニカを、
「…娘を不憫に思ったバーサ神は
彼女の体を五つに分け、
大地の奥深くに封印した。
「両の腕と脚はダニカの騎士となり
魔界の住人を監視すべく
カオスゲートの門番となった。
「そして、残された彼女の心は、
その体と遠く隔てられた大地で、
永き眠りについた…。
マグナス
「大地神バーサとダニカの神話。
しかも…、異聞じゃないか?
天荒王ユミル
「この国を興した開闢王は、
偶然カオスゲートを見付けた。
「カオスゲートを守る騎士と…
ダニカの騎士と出会った開闢王は
一つの契約をしたんだ。
「その内容は…
究極の力を授けてもらう代償に、
自分の子孫を神に捧げる事。
「……神に捧げられる者…
それが僕だったのさ。
マグナス
「それは全て神話だろう?
神話が事実だと…
「君が神話に関係している
とでも言うのかッ!?
天荒王ユミル
「…永遠にも近い時の中を、
たった一人眠り続けたダニカ。
「孤独に耐えられず、復活を望んだ
彼女には、魂の依代となる
肉体が必要だった…
「そして、選ばれたのが僕なんだ。
この力も神の、ダニカ神の力。
…僕は人間ではなかった。
「“ユミル・デュルメール”では
なかったんだッ!!
侍女マーリ
「…魔界へと下り、
自分の運命を知ったユミル様は、
「この王都と共に、魔界の住人達を
消し去ろうとしたのです。
暗黒道に堕ちた者達と共に…
「この国の腐敗した制度と共に、
一族の愚かな行為も全て、
その命で清算しようとして…
「…革命軍さえここに来なければ、
マグナスさん、
貴方さえここに来なければ、
「…全ては終わっていたのです。
マグナス
「…何が終わるって言うんだ?
全てを一人で背負い込んで、
「それで何が…
何が終わるって言うんだッ!!
天荒王ユミル
「全てを終わらせるのは僕で
良かったんだ。
「マグナス、
君にはまだ成すべき事が
あるから…。
「君達は…
新たな時代を担う者だから。
マグナス
「君はこの国を、この世界を
変えると言ったじゃないか!
「…まだだ、ユミルッ、
まだ世界は変わっていないぞ!!
天荒王ユミル
「…マグナス。
妖星のゼーダ
「…何故だ? お前はダニカ様を復活
させる気が無かったのか?
「何故お前がダニカ様の復活を拒む!
お前はダニカ様の心…
心そのものではなかったのか?
「…ならばお前になど用は無いッ!
お前を…、お前の命を
ダニカ様に捧げてくれようぞッ!!
侍女マーリ
「いやぁぁッー!!
マグナス
「ユミル…
大丈夫かユミルッ!
天荒王ユミル
「マグナス、よく聞いて。
…ダニカの騎士が消滅し、
「僕がこのまま死んだら、
後は遺跡の封印を解くだけ…。
「それだけでダニカは復活する。
マグナス
「動くなユミルッ!!
そんな事はどうでもいいッ!
天荒王ユミル
「落ち着いて、マグナス。
これはとても大事な事なんだ…
「ダニカは揺れ動く存在…。
半身半人でありながら魔界の女王。
もしも、ダニカが…
「魔界の女王として復活したなら、
この地上で、魔界の勢力との戦いが
繰り広げられる事になる…。
マグナス
「……オウガバトル…
天荒王ユミル
「そう…、分かっただろう?
だから早く行くんだ…。
「…は…や……く………
マグナス
「すぐに戻ってくるよユミル。
…すぐに戻る。
「なぁ…、ユミル……
俺が戻ったら…
騎士にしてくれないか?
「あの時…約束しただろう?
俺を騎士にしてくれるって。
…もう、忘れたのか?
「ユミル…、聞いているのか…?
返事をしてくれよ…
…………ユミル……。
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