『レイアの不安』
これ迄の戦いで、暗黒道の力の恐ろしさを知っ
たレイアは、アージェントの領主である父が、敵
として立ち塞がる事に脅えていた。不安と恐怖に
苦しむレイアは、マグナスにその想いを打ち明け
る。
マグナス
「どうしたんだレイア、
…こんな所で?
レイア
「聞きたい事があるんだ。
「…マグナス、
自分の親と戦う前って、
何考えてた?
マグナス
「………。
レイア
「ねぇ、教えてよ!!
…マグナス、
「あの日、
どんな事を考えていたの!
どうしたら決心が出来るの?
レイア
「もし父が…
父が暗黒道に堕ちていたら…
「私は一体どうすればいいの?
父と戦う事になるなんて、
…夢にも思わなかった。
「父の下を飛び出しはしたけれど、
決して嫌いなわけじゃない。
「父の愛情が強すぎたから…
その愛に溺れたくなかったから
距離を置いただけ。
「父の期待に応える為には、
自分に厳しく出来る環境が必要
だったから…。
レイア
「…マグナス!
どうしたらいいの?
「父が…、父が暗黒道に
堕ちていたら…
「もう…
ウッ…ウアァー…。
マグナス
「……レイア…
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