第29話　『裏切り』

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＜ノーレ＞
年輩の男性
「おまえ達、革命軍だろ。
　だったら気をつけた方がいい。
「おまえ達よりも先に来た革命軍の
　奴らが…、中央軍の奴らと話して
　いるのを見たぜ。

＜荒遊の地ビルシ＞
酒場の親父
「ローディスのヤツらが、
　中央から撤退したらしいぜ。
「なんでもよ、
　プロカス王とアムリウス皇子が
　追い出したって話だが…、
「本当かねぇ？
　どうも怪しいよな。

＜紀律の地ムラウ＞
老人
「おぬしら革命軍というのは、
　この国をどうするつもりじゃ？
「アムリウス様はパラティヌスの為に
　ローディスと戦っておられるのだよ。
　今こそ、国が一丸となる時じゃろう？

＜オトチャツ＞
少女
「北に大きな城が見えるでしょ。
　あれが有名なロムルス要塞よ。
「パラティヌスが統一される前、藍の民
　が築いた要塞なの。その堅固さに、
　金の民は太刀打ちできなかった。
「しかし、神の力を得た開闢王の前では
　何の役にもたたなかったの。
　…今では中央を守る強力な要塞よ。

＜シーニの町＞
年輩の女性
「貴方たちが革命軍ですか。
　よくもまぁ、こんな所まで…。
「アムリウス皇子は、ローディスも
　恐れる程の力を手に入れたのですよ。
　革命軍如きに何が出来るのです？
「…今こそ、アムリウス様の為に
　その力を奮うのです！！
　あの、素晴らしい方の為に。

＜ロムルス要塞・ボス戦＞
◆（１回目共通）

ユニットリーダー（男性） 「貴様はゼベク！？ 　…やはり裏切ったか？

ユニットリーダー（女性） 「あなたはゼベク！？ 　…やはり裏切ったのね？

尽言のゼベク
「勘違いするな、ローディスからの
　独立も我等の目的の一つだろ？
「それを優先しただけだ。

ユニットリーダー（男性） 「…何だと！？

ユニットリーダー（女性） 「…何ですって？

尽言のゼベク
「喜ばしい事に、王と皇子は揃って
　大いなる力を手に入れた。
「貴様等も知っているだろう？
　伝説の開闢王が手にしたという、
　“究極の力”だ…。
「あの力さえあれば
　ローディス教国からの独立など、
　簡単な事よ。

ユニットリーダー（男性） 「究極の力だと！　ダメだッ！ 　それは危険な力…、魔界の力だ！

ユニットリーダー（女性） 「究極の力ですって！　ダメッ！ 　それは…、魔界の力なのよ！

尽言のゼベク
「それがどうしたと言うのだ？
　…力が全てさ！！
「ローディスからの独立がかなえば、
　それで良いであろう？　その暁には
　我々も上級民の仲間入りだ。
「…お前達も協力しろ！！
　この国の為にッ！


◆（マグナス２回目）
尽言のゼベク
「マグナス…
　いつかこうなると思っていたよ。

マグナス
「何故だッ、ゼベク！？
　これ迄の戦いをも否定するのか？

尽言のゼベク
「お前の様なアマちゃんが、
　ここ迄これた訳が分かるかッ！？

尽言のゼベク
「お前達の活躍の陰で、犠牲になった
　連中の事を考えた事があるか？
「俺はもう、うんざりなんだよッ！
　理想ばかりを追いかけ、現実に目を
　向けようとしない貴様等にな。

マグナス
「俺達の前にも現実はある。
　…馬鹿にするなッ！
「目の前の惨劇を知るからこそ、
　理想を掲げるんだッ！

尽言のゼベク
「その様な戯言、
　革命を成してからほざけッ！


（戦闘後）
尽言のゼベク
「お前達は終わりだ…。
　力を手にした皇子に…
「偉大なる王家の血に…
　かなうわけ…が…な……

▲ ＢＡＣＫ