64 Script "Chapter 2" 
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13話 『様々な想い』



マグナス
「敵も俺達の目的に
 気付いたようだな?

軍師ヒューゴー
「気付いたところで戦力は変化せん。
 我々の目的は採掘場の解放。
「ここでローディスを敵に回すような
 行動に出るとは、連中も予想出来な
 かったじゃろう。
「駐留部隊が我々に気付いたのなら、
 守りに周るほかない。
 …この状況では増援も無いな。

マグナス
「それでも戦力は互角か…。
 我々の増援はどうなっている?

軍師ヒューゴー
「数刻前に駐留軍と接触したらしい。
 …行き違いがあったようじゃ。
「我々も援軍が期待出来ない以上、
 やはり戦力は互角。後は指揮官の
 能力次第という事じゃな。


それでは説明を始めるぞ。

今回は、北側に位置する『古城ジギベルト』を
本拠地として行動することになる。

目標となるのは、本拠地から南に向かって
約1日半の距離にある
『アウドヴェラ採掘場』じゃ。

この採掘場を制圧し、労働を強いられている
ニルダムの人々を解放することが、
今作戦の目的となっている。

敵の裏をかいたとは言え、ここの守りは堅い。
何しろ採掘場とボルマウカ人は、ローディスから
与えられたものじゃからのぉ。

この通り、駐留部隊の戦力も馬鹿には出来ん。
正面からぶつかっては消耗戦となってしまうぞ。

ここは焦らずじっくりと腰を据え、
眼前の敵から確実に倒し、
被害を最小限に抑えるべきじゃな。


軍師ヒューゴー
「…以上じゃ。
 頑張ってくれよマグナス。



<農産の地プルド>
(アイーシャ加入の条件を満たしている場合)
聖母アイーシャ
「蒼天騎士団の方達ですね?
 私はアイーシャ。
「ボルマウカ人救出の協力に参りまし
 たが、敵の襲撃を受け私だけが逃げ
 遅れてしまいました。
「よろしければ、共に行動させて
 いただきたいのですが…。

ユニットリーダー(男性)
1.「歓迎しますよ。
2.「我々だけで大丈夫です。    

1.
ユニットリーダー
「歓迎しますよ。
 アイーシャさん。
ユニットリーダー(女性)
1.「歓迎するわ。
2.「私達だけで大丈夫です。


ユニットリーダー
「歓迎するわ、
 アイーシャさん。

聖母アイーシャ
「ありがとうございます。
 微力ながら、お手伝いさせて
 いただきます。

2.
ユニットリーダー
「我々だけで大丈夫です。
 貴女は安全な場所にいて下さい。

ユニットリーダー
「私達だけで大丈夫です。
 貴女は安全な場所にいて下さい。


聖母アイーシャ
「分かりました。足手まといと
 なってはいけませんね。
「貴方達に、父フィラーハの
 ご加護がありますよう、
 お祈りしております。

(拠点に入る)
年輩の女性
「やっぱり来たね、革命軍!!
 来ると思っていたよ。
「ウチの旦那は、来ないって
 言い張るんだよ。ほら見ろ、
 ちゃんと助けにきてくれた。
「さぁ、あと少しだ、頑張って。
 早くあの人たちを
 解放してあげておくれよ!!


<バロー>
年輩の女性
「労働者を解放するのね。ありがとう。
 でも、このままで済むのかしら?
「ローディス教国内にはまだ、
 彼らの家族や仲間たちが、
 大勢囚われているそうよ。
「あなた達は、もし自分が助かっても
 肉親を人質に取られたままだったら
 どう思う? 心配は消えるかしら。


<荒村ウナラクリート>
老人
「ニルダムの民は、
 炎神ゾショネルを尊んだ。
「勝利の祈りを、勝利の喜びを、
 気高き女神ゾショネルに捧げ、
 戦士としての名誉を得ていた。
「ローディス教国と戦い、
 敗北したその時でさえ、
 彼らの信仰心に揺るぎはなかった。
「一方パラティヌスはローディスに
 従属後、母バーサの教えを捨て、
 ローディス教へと改宗した。
「我が国の王は、
 信仰すら捨ててしまったのかのう。


<ベセル>
年輩の女性
「じっと耐えてさえいれば、いつかは
 事態が好転すると思っていたけど、
「ただ耐えているだけでは、
 何ひとつ変わりはしないんだよね。
 あんた達のように…動き出さなきゃ。


<工業の地チグニック>
年輩の男性
「アウドヴェラ採掘場は元々、
 ニルダム王国のものだったのさ。
「ローディスはニルダムを滅ぼした後、
 その領地を分割し、
 近隣諸国へと吸収させた。
「こうしてニルダム王国東部…
 つまりライの海周辺のこの地域は
 パラティヌス領となったのさ。


<セルドビア>
酒場の親父
「おや? アンタら革命軍じゃないか。
 こんな所に何か用…
「…って、アンタらまさか、
 ボルマウカ人を解放しに来たのかい?
 はぁ、立派なもんだ。見直したよ。


<アウドヴェラ採掘場・ボス戦>
遊糸のタズト
「何故革命軍がボルマウカ人の
 為に戦う?
「奴等などたかが…
 たかが奴隷ではないか?


(戦闘後)
遊糸のタズト
「…こ、こんな事で
 国を危険に…さらす…とは…



『解放の理由』

 アウドヴェラ採掘場は蒼天騎士団によって解放
され、捕らわれていたボルマウカ人は自由の身と
なった。敢えて危険を冒す革命軍。その行動を疑
問に思うボルマウカ人に対し、マグナスは理由を
明らかにする。



ボルマウカ人の青年
「ありがとうございました。
 しかしよろしいのですか?
「我々の為に…
 異国人である我々の為に
 このような危険まで冒して。

マグナス
「あなた達を解放したのは、
 革命軍に協力してもらう為。
「ローディス軍との戦闘に備え、
 革命軍の兵力を増強する為。
「これが採掘場を…
 あなた達を解放した理由です。

マグナス
「…でも、俺達がここへ来たのは
 そんな事の為じゃない。
「俺達は、同じ状況に苦しむ
 あなた達を見過ごす事が出来
 なかった。
「ニルダム兵団との戦いを避け
 たかった。そのきっかけと
 なる事を願った。
「階級制度の撤廃とローディス
 からの独立。それが俺達の
 真の目的だから…。

ボルマウカ人の青年
「今更何を言っているッ!?
 どんな言葉で取り繕っても…
「我々を利用するのに、違いは無い
 のであろう? 正面きって駐留軍
 に戦いを挑んだ訳はそれか!
「自分達の活躍を見せ付け、
 革命軍への協力を暗に要求して
 いたのだな。

マグナス
「そんな事はない!
 俺達は革命軍としてではなく、
「自分達の意思でこの地の解放を
 目指した。どうしてもあなた達を
 救いたかったんだ!
「俺は、あなた達を利用しない。
 たとえ上に逆らう事となっても、
 決して利用などしないッ!


ボルマウカ人の青年
「君達の行動に感謝はしている。
 …君の言葉も信じよう。
「しかし、君達の行動によって
 多くの者が犠牲となる事も
 分かっていた筈だ。
「“力”に頼りすぎてはいないか?
 我が同胞に与える被害を、
 無視してはいなかったか?
「…君達の行動は皆が見ている。
 皆が期待している。
 その事は忘れないで欲しい。


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