オウガバトル64 会話スクリプト探索日記(その1)
◆ その1 ◆ ◆ その2 ◆ ◆ その3 ◆ ◆ その4 ◆
Prologueの分
オープニング
スタートボタンを押すといきなり何やら親密な雰囲気に思わず焦る。
サウンドテストに入る時も、一々この寒い展開を見なければならない
と思うと、ちょっと・・・いやだいぶ嫌だ。
名前を入れる。
デフォルトではマグナスなのだが、あまりローマ風ではないので『マキシマス』にする。
(実はある人に言われてナルホドと思った名前である)
うむ、この方がパパやグッドエンディングで名前だけ出てくる
主人公の跡継ぎ *1と世界観が一致している気がする。
主人公パラメータ決定の後のデモ(真のオープニングでも?)は
あの寒いオープニングデモと違って秀逸です!!
主人公が士官学校卒業後に仲間(ファイター二人アマゾネス二人)と共に
南部への旅をしているシーンなのですが、街を出て(しかも遅れた奴が転ぶのだ!)
森で野営し(リュートを弾く者、地図をみるマキシマス)、夕日を眺め、南部城へ到着。
ちゃんと門番に書類を見せて、入城。と、とにかく芸が細かい!!
音楽も「これから物語りが始まるぞ〜」という感じがでてます。
りっち〜★的には、タクティクスに音楽の松尾早人さん *2が参加されていなかった事が
とても残念だったので、この点はタクティクスを大きく凌駕していると思う。
町並みなどにそこはかとなくゼルダな香りがするのはナイショです(笑)
南部城アッカでの新兵配属式。
なんというか、ゴデスラス将軍は典型的な小役人タイプ。
まあ、最初に出てくる悪者?はこういうタイプの方が安心しますが(笑)
ヒューゴーは・・・なんか気色悪いなぁ。
オープニングといい、そういうゲームなのかなぁ・・・
ディオメデスはいきなりディオと呼べとうるさい。
まあロナルド・パダヴォナさんをロニー・ジェームズ・ディオ *3と呼ぶよりは妥当であろう。
そのディオはいきなり体育館の裏(うそ)に呼出す中々のナイスガイである。
第1話 『南部辺境』
ボスはいつも通りバーサーカー。名は十駄のスタビロ。
スワンスタビロ *4だったら知っているんだけど・・・。
捕まえた後にいきなり「本当の目的は…、革命だッ!
と言われても、なーんかそれがどうした!という感じで緊迫感が無い。
なんとなく「芸術は爆発だッ!」 *5に似ていませんか?
えっ?ユミル王子を襲撃するって?
まあ、一人で撃退できないようならば、あのぼんもそれまでの人間なんだろう。
勝手にして・・・と思ったら、我らがマキシマスは救出に行くという。
ディオ同様???な展開で、説明不足が目立つ第一話であった。
第2話 『火種』
王子様救出マップである。
かの、越後屋 *6レイド初登場のマップでもある。
なんかうちの将軍(ゴデスラス)とコンビ組むと似合いそうだ。
しかし、中央騎士のくせにこんな弱い敵に捕まるなんて、バカだなぁ(笑)
あ、某銀英伝に出てくるフレーゲル男爵のように
中央騎士は弱くても家柄が良ければ勤まるのね。
イヤな奴には違いないのだが、この場合敵を皆殺しにするという彼の意見は正しい。
どんな理由があっても、仮にも専制国家の王族に対する暗殺未遂犯なのだから、
生け捕りにしてこれを助命するというのは、かえってユミル王子の名誉に傷を付ける
という事が、まだ分からないらしい。マキシマスッ!甘いッ!甘いぞッ!!
しかし、これを仲間である謎の勇者一行(としておこう)が助けるのは当然。
しかもカッコイイと来ている。
異国の騎士(デボネアである)が特にカッコイイですな。
でも、「…貴様は本当に騎士か?」には、再びはにゃ?
ここの展開に関しては、レイドの意見が正しい・・・と思う。
道義的な事は別にしてね。
今の所、シナリオのつかみが弱いと思う。
グラフィックや音楽(新曲)が良いだけにちょっと残念。
(たぶんつづく)
◆ 続きを読む ◆
<補足>
*1:アイネイアス。元ネタはローマ建国の祖のアエネアス(という呼び方が一般的)。
トロイア王族のアンキーセスとウェヌス(愛の女神アフロディテ)の息子で
トロイア陥落の際、トロイア第一王子ヘクトルの亡霊に助けだされカルタゴ→ローマに渡った。
あとはローマ関係の本を読んで♪
という訳で、マグパパの元ネタもこれですな。
*2:松尾早人さんは伝説のオウガバトルには参加して、「いけいけマーチ」などを作曲してる。
*3:ロニー・ジェームズ・ディオ。ジョジョのディオの元ネタとして知られる彼は
(以前略)レインボー→ディオ→ブラックサバス(細かいの略(笑))と渡り歩くロックシンガーである。
北島三郎に似ている。こぶしが回して歌う所も・・・。
*4:スワンスタビロ。ドイツの筆記具メーカー。最近はめっきり名前を聞かなくなった。
*5:大阪万博の「太陽の塔」でおなじみの、日本一の芸術家岡本太郎の名セリフ。(というかCMだったと思う)
*6:越後屋。時代劇において、悪代官とコンビを組む定番の悪役。
毎回違う人物のはずだが、同一人物の様に見えるのがポイント。