デニム
『・・・本当にいってしまうのですか?戴冠式は1週間後だというのに。

魔術師バイアン
『戴冠式を見れんのは残念だが、身体が休息を欲しがっているのでな・・・。
 それに、ハイムにいると、やれアカデミーに戻れだの何だのとうるさくてかなわん。
 まぁ、教師をやるなら都会より田舎の方が性にあっているしな。
 フォルカスと一緒にこの娘の故郷へ行って、小さな学校でも開くつもりだ。

アロセール
『ごめんなさい。
 ハイムに残って、新体制のために力を尽くすべきなのでしょうけど、急に田舎に戻りたくなってね。
 戦っている最中は無我夢中だったけど、終わってみると、何かこう・・・、そうね、張りつめていた糸が切れたみたい。
 とりあえず、バイアン、フォルカスと一緒に田舎に戻って、これから何をするべきなのか、ゆっくりと考えるわ。

騎士フォルカス
『きみにはずいぶんと世話になった。本当にありがとう。
 それから、騎士団に戻らないことをどうか許して欲しい。よく考えてのことなんだ。
 戦争が終わったとはいえ、まだ、民族間の恨みを抱く者も多い。心の傷はいえていないのだ。
 だからこそ、剣の力ではなく、対話を大切にして、心と心の絆を育てていきたいと思っている。

魔術師バイアン
『カチュアによろしく言ってくれ。遠くから見守っているとな。

デニム
『みなさんもお元気で。

アロセール
『落ちついたら、手紙を送るわ。楽しみに待っててね。

騎士フォルカス
『再会できる日を楽しみにしているよ。


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