ドアの外から聞こえる声
『・・・まだ、見つかりません・・・・・・・・・。

ドアの外から聞こえる別の声
『いるはずだ・・・・・・捜せ・・・・・・。

聞き覚えのある声
『・・・この部屋はどうだ?

デニム
「姉さん・・・・・・。

解放軍兵士
「デニム様、他の部屋に王女のお姿は・・・・・・・・・!

デニム
「ここは僕に任せてくれ・・・・・・。

解放軍兵士
「ハッ。

デニム
「姉さん、大丈夫かい?

カチュア
「・・・・・・私をどうするつもり?

デニム
「どうするって・・・、僕は姉さんを迎えに来たんだよ。

カチュア
「近寄らないでッ!

デニム
「姉さん・・・・・・。

カチュア
「私はヴァレリアの君主、ベルサリアよ。 あなたの姉さんじゃないわ。

デニム
「いや、違う。 あなたは僕の姉さんだ!

カチュア
「・・・・・・・・・。

デニム
「ずっと一緒に暮してきたじゃないか。
血がつながってなくてもあなたは僕にとってたった一人の姉さんであることにはかわりない!

カチュア
「ウソッ!!
じゃ、どうして私を置き去りにしたの? どうして一緒にいてくれなかったの?

<選択1>置き去りにしたわけじゃない。
<選択2>たしかに置き去りにしたよ。