デニム
「置き去りにした訳じゃないよ。
 ただ、僕にはやらなきゃいけないことがあっただけだよ。

カチュア
「戦争がそんなに大切なことだっていうのッ?

デニム
「戦争を終わらせるために、僕らは戦っているんだ!
 そのためには姉さんの力が必要なんだよ!!

カチュア
「ひどいッ!
 あなたも暗黒騎士団のように私を利用したいだけなのね!!

デニム
「ち、違うよ、姉さんッ! 僕はそんなつもりじゃない!
 このままだと姉さんはローディスのあやつり人形になってしまう!
 さあ、僕らと一緒に行こう。僕らとなら、姉さんはヴァレリアの真の王になれるんだ。

カチュア
「私は・・・、私は王なんかになりたくないッ!!
 なのに・・・、なのに、ローディスもあなたも私の力を利用しようとするのね!
 もう、たくさんよッ!

デニム
「姉さん、落ちついてッ!!

カチュア
「いいのよ、もう・・・・・・。ごめんね、デニム。

デニム
「姉さんッ!!

デニム
「誰かッ! 誰かッ、来てくれッ!!

カチュア
「迷惑かけて・・・・・・ごめんね・・・・・・・・・。

デニム
「姉さーんッ!!

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