■死者の宮殿B4 屍術師ニバス (ネクロマンサー)
屍術師ニバス
「うーむ、体細胞が崩れ始めていますね。やはり、完全ではありませんでしたか。
屍術師ニバス
「『ネクロマンシー』では死人をアンデッドにするだけですし…
『リザレクション』ではただ、命を取り戻すだけですから『老い』から逃れることができません。
死んだ私の息子の場合はある程度巧くいったンですよ。
細胞の再生という課題はクリアできたンですからね。
ただ、残念なことに、記憶の再生までは実現できなかった…。
あなた方が言う『魂の再生』です。これが実に難しい。
どちらか一方を果たすと、もう一方に破綻が生ずる…。この束縛から逃れられないンですよ。
申し訳ありませんねぇ。あなたたちを失敗作のひとつにしてしまった。
許してくださいねぇ。『不老不死』は我々人間が求める永遠のテーマなのですから。
屍術師ニバス
「…やはり、コレを使わねばなりませんかねぇ。
屍術師ニバス
「おやおや、これは、これは。
デニム
「レ、レオナールさんッ!!どうしてここにッ!?
<1章クァドリガ砦攻略済>
屍術師ニバス
「おやおや、このようなところであなたにお会いするとは。あなたは確か・・・、う〜ん、
そうだ、デニムくんでしたね。再会できて本当に嬉しいですよ。
ところで、あなたは何故この死者の宮殿においでなのですか?
竜言語魔法が目的ですか?
それとも、私のように永遠の命を求めておいでかな?クククククク。
まあ、ここで会えたのも何かの縁。私の研究の成果をご覧になりますか?
いえいえ、遠慮はいりませんよ。
クァドリガではずいぶんと世話になりましたね。たっぷり礼をさせてもらいましょう。
<1章クァドリガ砦未攻略>
屍術師ニバス
「おやおや、このようなところであなたにお会いするとは。
あなたは確か解放軍の・・・・・、デニムくんでしたね。お初にお目にかかります。
デニム
「貴様はガルガスタンの屍人使い、ニバス・オブデロード!!
レオナールさんをどうするつもりだッ!
屍術師ニバス
「彼らは私の研究に必要な『素材』です。不老不死の研究にね・・・。 」
デニム
「ふざけるなッ!神をないがしろにし、死者を冒涜する邪悪な魔法使いめ!
いますぐ、彼らを解放するんだッ!!
屍術師ニバス
「死体に思い入れをするのはおやめなさい。死んでしまえばただの土くれですよ。
彼らに魂はありません。ただの生きる屍なンですよ!と、あなたに説明してもしかたないですね。
見逃してくれそうもありませんし。
漆黒の暗渠より悪鬼を招かん…。出でよッ サモンダークネス!!
さあ、私の研究成果をご覧に入れましょう!
デニム
「レオナールさんッ!!僕だよ、デニムだよ!
騎士レオナ−ル
「・・・・・・・・・・・・・・
屍術師ニバス
「無駄なことはおやめなさい。彼は何もおぼえていません。魂がないンですからね、当然です!
彼らアンデッドが何故、戦うか、おわかりになりますか?
彼らは死が苦痛なンです!生者が憎いンですよ!!
死の苦痛を和らげるには生者を一人でも多く自分たちの仲間にすることなんです!
デニム
「レオナールさんを救えないというんだなッ!
だったら、おまえを死者たちの仲間にしてやるッ!!
騎士ザエボス<死亡時>
「・・・・・・どうして、オレはここに? な、なんだ、この体は・・・?
デニム
「ザエボスッ!
騎士ザエボス
「ニバス様・・・・・・?どうして、私はここに・・・・・・?
屍術師ニバス
「ご苦労さまでしたねぇ。クックックッ。
騎士レオナ−ル<死亡時>
「・・・・・・ここは、どこだ?私はいったい・・・・・・?
デニム
「レオナールさん!
騎士レオナ−ル
「デニムくん・・・・・?そうか、私は死んだんだ・・・・・・・。
デニム
「レオナールさーんッ!!
屍術師ニバス<退却時>
「こ、ここまで…ですか…し、しかたない…
冥府の王デムンザよ、この指輪に封じられし災いの力と深い慈悲の心を我に与えたまえ…
解けよ、封印ッ!!
屍術師ニバス
「いかがですか、この身体は? くくくくく…。
『不死』のみなら過去の遺産に頼ればこのとおり実現可能なのです。
ただ、残念なことに『人間』をやめねばなりませんがねぇ。くくくくく…。
いずれ、またお会いしましょう。それでは…。
デニム
「ま、待てッ、ニバスッ!!
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