◆戦争の後始末
司祭ブランタの死をもってバクラム軍と解放軍の戦いが終わった。
残ったバクラム軍幹部は解放軍を中心とする新たな国づくりのため、今後の方針について話し合いを進める…。
デニム
「…たとえ彼らが我々に逆らったとしても決して剣を抜いてはならぬ。
敵はあくまで暗黒騎士団であって、それに従うバクラム兵ではない。
必ず使者を立て、こちらの意向を伝えるのだ。彼らを逆賊扱いして追い込まないことが肝要なのだ。
元バクラム軍騎士
「閣下の仰せのままに。
デニム
「もちろん同様の措置を解放軍に対しても行う。
「バクラム軍兵士に対して無用な差別やいやがらせなどがあった場合は厳罰をもってあたろう。
元バクラム軍妖術士
「閣下にお聞きしたいことがあります。
デニム
「遠慮なく申せ。
元バクラム軍妖術士
「ハッ、それでは…。
実は、王都内の商店などから金品を不当に奪取する者がおり、その被害はかなりの額に上っています。
デニム
「なに!
元バクラム軍妖術士
「中には嫌がる婦女子を無理矢理レイプするという事件も起きており
それらはすべて、解放軍の兵士による犯行であることがわかっております。
デニム
「なんだって!!
大神官モルーバ
「…もとより恩賞目当ての輩も多く、こちらも十分な手当ができません。
ですから、そのように野卑極まりない行動に及ぶ者がいたとしてもなんら不思議なことではないでしょう。
元バクラム軍妖術士
「閣下はそうした者どもをいかがするおつもりかッ?
<選択1>見て見ぬフリするしかあるまい。
<選択2>厳罰に処することを約束しよう。