司祭ブランタの死をもってバクラム軍と解放軍の戦いが終わった。
残ったバクラム軍幹部は王女ベルサリアを中心とする新たな国づくりのため、
解放軍と今後の方針について話し合いを進める…。

カチュア
「…たとえ彼らが我々に逆らったとしても決して剣を抜いてはいけません。
 敵はあくまでも暗黒騎士団であって、それに従うバクラム兵ではありません。
 必ず使者を立て、こちらの意向を伝えるのです。彼らを逆賊扱いして追い込まないことが肝要です。

元バクラム軍騎士
「陛下の仰せのままに。

カチュア
「同様の措置を解放軍に対しても行ってください。
 くれぐれもバクラム軍兵士を差別したりすることのないようにと。
 もし、そのような者がいた場合は厳罰をもってあたるように。

デニム
「承知いたしました。

カチュア
「さあ、これで私たちの争いはもうおしまいです。
 今日から私たちはバクラム人でなければウォルスタ人でもない、同じ島に暮らすヴァレリア人です。
 すべてのことは水に流しましょう。たとえ、わだかまりがあったとしても胸の奥にしまってください。
 これからは共に手をとりヴァレリア人としての国家を築きましょう。

元バクラム軍騎士
「我ら一同、ベルサリア王女に生涯、忠誠を尽くすことを誓います。

カチュア
「ありがとう。

デニム
「これより空中庭園に逃げ込んだ暗黒騎士団の討伐に向かう!
 これが最後の決戦だッ!!

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