デニム
「そんなことはありません。僕らは以前の解放軍とは違います。
僕らの敵はあなた方ではありません。そうです。
僕らの敵はガルガスタン人という民族ではないのです。
父祖の代から続くウォルスタとガルガスタンの争いなんて本当はないんですよ。
いつの時代も、枢機卿や公爵のような権力を求める人々が、民族紛争を利用しているだけなんです。
憎むべき相手はガルガスタン人という民族ではなく、それを利用する一部の権力者たちなんです。
ガルガスタン人の老人
「そうか、あんたの言い分はよくわかった。
その言葉が真であることを神に祈ろう。たとえ、若さからくる言葉であったとしてもな・・・。
デニム
「・・・・・・。
ガルガスタン人の老人
「ジュヌーンよ。おまえはどうするかね?
竜騎兵ジュヌーン
「はい。私はこの若者に賭けてみたくなりました。
ガルガスタン人の老人
「そうか・・・。
ガルガスタン人の老人
「この男はかつて枢機卿の手先として『民族浄化』政策に関わった者だ。
しかし、今では己の過ちを認め、その罪を償おうとしている。
どうだね、彼を連れていってはもらえんかな?
デニム
「歓迎します、ジュヌーンさん
竜騎兵ジュヌーン
「ありがとう。
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