TOPタクティクスオウガデータベースScript Chapter 3 Cルート ヴァレリア解放戦線の最後 > システィーナがいる

風のシスティーナ
「なんて、ひどいことを…。

風のシスティーナ
「姉さんッ! セリエ姉さんッ!
 しっかりしてッ!

炎のセリエ
「私は大丈夫…。
 それより、仲間は?

デニム
「やつらは何故、この砦へ?

炎のセリエ
「それは、私たちがハイムから
 神父を連れ出したからよ…。

デニム
「神父?

炎のセリエ
「あなたのお父上、
 プランシー・パウエル神父よ。

デニム
「父さんが生きている?
 と、父さんはどこにッ?

炎のセリエ
「わからないわ…。死体がないのなら
 やつらが連れていったんだわ。

風のシスティーナ
「どういうこと? 神父ひとりのために
 ロスローリアンが動くなんて…?

炎のセリエ
「やつらの狙いは島の覇権ではないわ。
「マナフロアという人物が目的よ。
 行方のわからないその人物の手がかりを
 唯一知っているのが…

デニム
「それが、父さんなのか!?

炎のセリエ
「でも、やつらは、マナフロアを
 すでに見つけたのかもしれない…。

デニム
「それはどういう意味だい?

炎のセリエ
「そ、それは………。

風のシスティーナ
「やつらが引き返してくるかも
 しれないわ。
「早く、ここを離れましょう。

デニム
「ああ、そうだな。
 そうした方がいい。
「いっしょに行こう、セリエさん。

炎のセリエ
「でも……。

デニム
「僕らは、以前の解放軍とは違う。
 違うんだよ、セリエさん。
「公爵のように手段も方法も選ばぬ
 非道な行いをするつもりはない。
「それはヴァレリア解放戦線も
 同じだったはずだ。
 そうだろ?
「あなたの力を僕に貸してほしい。
 共に力を合わせて、
 この戦乱に終止符を打とう。

炎のセリエ
「…そうね。仲間のためにも
 このまま終わるわけにはいかない。
「あなたを信用するわ。

デニム
「よかった。
 さあ、行こう。

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