デニム
「別に、公爵の手伝いをするわけじゃ
ないよ。姉さん。
カチュア
「そうかしら?
「コリタニ城を占拠したバルバトス派の
残党勢力を倒すことで得するのは
公爵じゃない!
風使いカノープス
「いいかげんにしろよ、おまえたち。
ケンカばかりしやがって。
風使いカノープス
「お〜こわッ(汗)
そんな目でにらむなよ、カチュア。
カチュア
「まったく、どうしたっていうの?
まるで、駄々っ子みたいよ。
デニム
「駄々をこねているのは
姉さんの方じゃないか。
「…僕はこれまでウォルスタのことだけを
考えて戦ってきた。
でも、それは間違いだったんだ。
「ウォルスタとガルガスタンの争いなんて
結局は公爵と枢機卿の間での
権力争いでしかないんだ。
「虐げられているのは僕らだけじゃない。
力を持たない者は皆、苦しんでいる。
民族なんて関係ないんだ。
「苦しんでいる人々がすぐそばに
いるんだよ、姉さん。僕は
そうした人々のために戦いたい。
「なのに、姉さんは
すぐに逃げることだけを考える。
自分のことしか考えられないのかい?
カチュア
「それはあなたの方でしょッ?
「…私のことなんて、
これっぽっちも考えてくれないのね。
デニム
「ね、姉さん…。
風使いカノ−プス
「放っておけよ。
今は何を言ってもムダさ。
賞金稼ぎ
「デニムッ!
どこに隠れていやがるッ?
風使いカノープス
「人気モンだな、デニム。
風使いカノープス
「お〜こわッ(汗)
冗談だよ。そんなに怒るなよ(汗)
風使いカノープス
「お、おい。待ってくれよ。