TOPタクティクスオウガデータベースScript Chapter 2 Cルート 騎士フォルカスの約束 > システィーナ生存時

拉致されていた騎士
「私の名はフォルカス。
 ヴァレリア解放戦線の騎士だ。

カチュア
「ヴァレリア解放戦線…。
 あのシスティーナがいた、あの組織…。

騎士フォルカス
「そうか、ライムでシスティーナを
 救ってくれたのは、きみたちか。
「現在、きみたちが窮地に立たされて
 いることは各地の同志から聞いている。
 …ここで会えるとは思わなかったがね。

デニム
「すまないが、僕らにはゆっくり
 あなたと話している時間がない。
「公爵の追手が近づいているんだ。
 一刻も早く、ライムのランスロットさん
 たちに会わねばならないんだ。

騎士フォルカス
「おいおい、どうやってライムまで
 行くつもりなんだい?
「きみたちの兵力では、タインマウスの
 包囲網すら突破できないだろう?
 無謀なことはよしたほうがいい。

デニム
「しかし、このままこの町で
 手をこまねいているわけにはいかない。

騎士フォルカス
「そこで提案だ。海賊どもに捕らえられた
 仲間を助けるのを手伝って欲しい。
「やつらに奪われた我々の船を取り戻せば
 目的地まできみらを送ることができる。
 どうだい。悪い話じゃないだろう?

カチュア
「ずいぶんと虫のいい申し出ね。

騎士フォルカス
「しかし、きみたちには選択の余地が
 ないはずだ。違うかい?

デニム
「たしかに、陸路を進むのは無理だろう。
 船なら何とかなるかも…。

騎士フォルカス
「やつらは、この先のクァドリガ砦に
 いるはずだ。人数も多くない。

デニム
「わかった。協力しよう。

騎士フォルカス
「ありがとう。感謝するよ。


カチュア
「彼を信じるの? 彼は、あの
 ヴァレリア解放戦線のメンバーなのよ。

デニム
「今の僕らには彼の言うことを信じるしか
 生き残る道はないんだよ、姉さん。

カチュア
「人の弱みにつけこむような話しを…。
 私は気に入らないわ。

デニム
「そんな言い方はよしなよ。彼だって
 仲間を助けようと必死なんだ。

カチュア
「だって…。

デニム
「姉さんはなんでも気に入らないのさ。
 自分の思い通りにならないことはね。

カチュア
「………。

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