◆バルマムッサの大虐殺
バルマムッサの住民たちはすでに戦う気力もなく、
武装蜂起させることはできなかった。それを受け、騎
士レオナールは住民の虐殺を実行しようとする。公爵
から密命を受けていたのである。
デニムも理想のために命令に従うが…。
デニム
「…わかっています。
理想のために、この手を汚しましょう。
騎士レオナール
「…すまない。
彼らの犠牲を無駄にはしない。
ヴァイス
「本気かッ?
本気で言っているのかッ!!
デニム
「きれい事ばかりで勝つことはできない。
現実を見ればわかることだ。
ヴァイス
「どうしたんだッ! それじゃ、
やつらと変わんないじゃないかッ!
騎士レオナール
「ヴァイスくん、きみは反対するんだね。
我々に従えないと言うんだね。
ヴァイス
「当たり前だろ!罪もない人々を殺して
真の革命なんかおこせるもんかッ!
騎士レオナール
「スケープゴートが必要なのだ…。
愚かな人の心をつかむためのなッ!
ヴァイス
「カチュア! おまえはいいのか!?
こんなやつらに従うのかッ!
カチュア
「私は…、私は…、私はいつだって
弟と一緒よ!
ヴァイス
「今日から俺とおまえは敵同士だッ!
ガルガスタン兵
「解放軍を皆殺しにしろッ!
生かしてここから出すなッ!!
騎士レオナール
「くそッ、ガルガスタンの援軍だ。
ここは頼むッ。町は私がやるッ!
■バルマムッサの町 リーダーなし(ガルガスタン兵)
ヴァイス
『おまえは俺がこの手で殺してやるッ!
…そのときまで死ぬなよッ!
僕は理想のためにその手を汚すことができるのか…?
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