デニム
「助けたいのはやまやまだけど、
　我が隊の被害を抑えることが先決だ。

カチュア
「本気で言ってるの！？　彼女の
　相手はガルガスタンのやつらなのよ。

騎士レオナ−ル
「どうせ、ガルガスタンと戦うんだ。
　運があれば彼女も助けられるさ。」

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◆美しきゲリラ戦士

　フィダック城への道中、古都ライムでガルガスタン
軍に襲われている女戦士を救出した。 彼女の名はシス
ティーナ。バクラムの武装過激派『ヴァレリア開放戦
線』のメンバーだった。 互いの主張は平行線のまま、
ライムで別れる。

システィーナ
「ありがとう、あなたたちのおかげで
　命拾いをしました。

騎士レオナール
「気にすることはない。我々は
　きみを助けるつもりはなかった。
「神に感謝するんだな。きみは運がいい。
　ところで、きみは何故、ガルガスタンに
　襲われていたのだ？

システィーナ
「私はヴァレリア解放戦線の戦士です。
　偵察に来たのですが…

ヴァイス
「ヴァレリア解放戦線だって！
　あの過激派か…。こいつはやっかいだ。

カチュア
「やっかい…って、どういうことなの？
　私たちと同じではないの？

騎士レオナール
「彼女は亡きドルガルア王を信奉する
　バクラム極右組織のメンバーだ。

カチュア
「聞いたことがあるわ。バクラムにも
　現政権に反対する人たちがいるって。

騎士レオナール
「そう言えば確かに聞こえはいいが、
　やっていることはただのテロだよ
「無関係な住民を巻き込む、恐ろしい
　破壊工作ばかりを行っている…、
　それがヴァレリア解放戦線だ。

システィーナ
「誤解ですッ。それは司祭ブランタら
　現政権によるプロパガンダですッ！
「私たちヴァレリア解放戦線は、以前の
　ような…、人種や思想を問われず、
　平等だったあの頃を取り戻したいと…

ヴァイス
「平等だってッ！ハッ、お笑い草だね。
　以前のどこが平等だって言うんだ。
「おまえらバクラム人にとっては
　そうだったかもしれないが、俺たちは
　虫ケラのように扱われて居たんだッ！

システィーナ
「…あなたたちには何を言っても
　無駄のようですね。
「命を救っていただいたことには
　感謝します。
　それでは、失礼します。

騎士レオナール
「…システィーナといったな。
　二度とここには来てはいけない。
「これは我々の戦いであり、
　ここは我々の戦場だ。
　バクラム人の好きにはさせない。

システィーナ
「…おぼえておきます。